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▼「転機」のキャリア理論からUターン転職を理解しよう Part2(リソースを点検する)

こんにちは、山形転職公式Twitter中の人です。

 

 

このツイートから始まった「転機のキャリア理論からUターン転職を理解しよう」のPart2です。→Part1 はこちらから

Part1ではシュロスバーグの理論による「転機の乗り越え方」の最初のステップ「変化を見定める 自分の転機を認識する」についてインタビュー形式でまとめたところ、一部で好評をいただきました(^^;

 

 

今回は、その続き、ステップ2「リソースを点検する」です。

 


山形転職公式Twitter中の人(以下 山形転職):前回は「変化を見定める」ということで、Uターン転職では、家族に起きうる変化も理解しておこうね、ということでしたね。

 

シュロスバーグの理論の概要

シュロスバーグの理論は、アメリカのキャリアカウンセラーの研究家ナンシー・シュロスバーグという人がまとめたキャリア理論の一つ。人生で遭遇するさまざまな出来事のうち、人生に大きな変化をもたらす出来事(例えば、就職、転職、結婚、離婚、親の死など)、いわゆる「転機」を乗り越えるための考え方を体系化したもの。

シュロスバーグの理論による【転機を乗り越えるための3つのステップ】

1)変化を見定める ←前回Part1で話をしたところ
・自分の転機を認識する  

2)リソースを点検する ←今回Part2で話すところ
転機を乗り切るためのリソースを確認する  

3)転機を受け止める
・転機を乗り切るための戦略を立て、そのためのリソースを強化する
・行動計画を立てる
・変化を生かす


佐藤大輔(以下 大輔):転職相談で嫁姑問題まで踏み込む転職エージェントは全国的にも珍しいだろうねぇ・・・どうなんだろうか?
ただ、幸せなUターン転職を実現するには、絶対に目を背けちゃいけないし、避けて通れないことだと思う。

 

山形転職:そうですね。そして、家族と一緒に転機を認識してから、次の「リソースの点検」ということですが、要は「現状把握」ってことですか?

 

大輔:具体的に進めていくための考える枠組み、かなと理解しています。リソースとは、資源とか資産のことで、シュロスバーグの理論では、転機を乗り切るためのリソースとして「4つのS」の観点で考えてみたら良いよ、ということだそうだ。

 

<リソースの点検 4つのS>
1.Situation(状況)→原因は何か、前向きに捉えられているか、など。

2.Self(自己)→自分の性格や価値観はどんなものか、など

3.Support(支援)→支援してくれる人や機関などはどんなものがあるか、など

4.Strategies(戦略)→具体的にどうやっていくか

 

山形転職:ほう、全部頭文字がSで4Sなんですね。実際のUターン転職の場面では、どう捉えるといいですか?

 

大輔:状況(1.Situation)としては、このUターンは何のためか?どのくらい確定的なものか?というところかな。「親の介護もあって、どうしても実家に帰らなきゃいけない」なんて場合もあるだろうし、「30歳までには必ず帰ると決めている」なのか、「なんとなく帰ろうかなぁ」なのか。
今の仕事に行き詰まって悩んでいて、その結果「実家に帰っちゃおうかなぁ」というパターンもあるわけです。


山形転職:それぞれによって対応が変わるってことですか?


大輔:転職の理由によって私たちの対応が変わるということはないけど、「確固たる意思」「覚悟」がないと、なかなか話が進展しないということはあるんですな。応募先企業も決まらないし。どの程度意思が固まっているかはとっても大事なポイントだね。
本当はUターンじゃなくてもいいのに、Uターンを推し進めることで、あとあと後悔することにも繋がるだろうし。

 

山形転職:Uターン転職に対するモチベーション、原動力がどのくらいあるのか、ということですね。

 

大輔:そうだね。意欲、覚悟、それを支える根拠は何か、ということだね。
Uターン転職は普通の転職より強い意志がないと、活動を続けるのが難しいと思う。
普通の転職だって気持ちがないと難しいんだけれど、Uターン転職は休日を使って面談したり、山形と現住所を行き来しなきゃならないことも多くなると、なおさら時間がかかるし、「ど〜しよっかなぁ〜」なんて言っているうちに、しゅ〜っと気持ちが萎えて終わる。

 

山形転職:しゅ〜っと・・・終わる・・・(^^;
では2番目のSelf(自己)というのは?


大輔:もともとは自分の性格がどういうものか、とか、価値観がどうかということだそうだけど、Uターン転職に当てはめるなら、それらに加えてどんな職務経験があるかどう言う仕事観を持っているか、ということも含まれるかな。

 

山形転職:Uターン転職の画面で特有のポイントなんてありますか?

 

大輔:未経験の業務でも新たに学んでいくことに抵抗がないかどうか、は性格的に大事な要素かもしれない。
規模の大きな企業ほど、業務が細分化されている傾向がある一方で、中小企業は一人で何役もこなすことがあるので、期待される業務の幅が思ったより広いことがある
専門的な知識や技術も当然ながら、それに付随する業務も幅広く期待されることが少なくない

「自分の経験領域しかやりたくありません」ということだと、難しい。

 

山形転職:山形の求人だと、例えば「総務経理」なんていう求人、総務にも経理にも両方携わるポジションの募集も多いですね。

 

大輔:そうそう。ポジションとしては総務の募集なんだけど、経理的な仕事にも関わるので、簿記の基礎知識は必要、今なくても入社してから勉強してもらう、というような求人も多いので「絶対に経理分野は関わりたくないです」というと応募すら難しかったり。
もちろんそれぞれの企業や募集職種によりけりだけれど、柔軟に広く考えられた方がUターン転職はしやすいと思われる。

 

山形転職:Selfは、経験業務の幅がどのくらいあるか、自分の仕事に対する柔軟性はどのくらいあるか、ということのようですね。

そして 3つ目のSがSupport。

 

大輔:家族や知人は支えてくれるのか。公的機関やエージェントとか、助成制度など、どのくらい知っているか、どのくらい活用できるか、ということだね。

家族についてはPart1でも触れているけれど、一緒に暮らす人々の理解がないとやっぱり難しいね。精神的に余裕がなくなっちゃうし。

それから、具体的なお金の観点もある。例えば、どうしても移動の交通費はかかるから、日々の生活費の中でどのくらい交通費に回せるか、あるいは、何か公的な補助があるかどうかということも知っておいたほうがいい。仕事を辞めてから山形に来て、転職先が決まるまでは両親や家族が資金的に生活を支えてくれる、なんてことも考えられるかもしれない。


Uターン転職におけるお金(収入)の考えについては、こちらの記事もご参考にどうぞ【UIターンを推し進めるために必要な「覚悟」】


情報収集と言う視点では、東京にいながら山形の情報を集められる山形県Uターン情報センターという県の機関があるし、親御さんが地元の求人情報誌を見つけて送ってくれた、ということもあるそうだよ。

 

山形転職:精神面での支え、資金面での支え、情報面での支え、この観点で考えると良さそうですね。

 

大輔:一人で全部やろうとせず、我々もご活用ください(^ ^)

 

山形転職:Uターンご検討の際は、山形転職をぜひ!ご活用くださいませ<(_ _)>

そしていよいよ4つ目のS、Strategiesですね。戦略、というとちょっと難しそうな印象ですが、実際はどんなもんでしょう。

 

大輔:Uターン転職に関して、自分なりの理解で言うと、どんな選択肢が考えられるのか、ということの整理だと思っている。

 

山形転職:というと?

 

大輔:例えば、こういう可能性を考えて想像しておく、ということだろうか。

・自分に合う仕事が見つからない場合はどうする?
→帰ることを優先するか、仕事内容にこだわって期限を伸ばすか、あるいは何か資格の勉強をしてみるか

・(まだ家族とちゃんと話をしていない場合に)家族があんまり前向きじゃなかったらどうする?
→なんとか説得するか、一時的に単身赴任的な働き方も考えるか

・今の会社から退職について強い引き止めがあったらどうする?
→一旦転職活動を休止するか、妥協点を見つけて転職を進めるか、退職代行のようなサービスを使ってでも自分の決めた期限に転職するか


こんなところかなぁ。いくつかの選択のバリエーションがあるかどうかによって、次のステップ3「転機を受け止める」で考える行動計画も変わってくるから、その選択オプションがあるかどうかを考えてみるといいと思うな。

 


山形転職:「リソースの点検」の観点からUターン転職を考えると、かなり具体的にすすめられそうな気がします。

 

大輔:そうだね。爆然としたもの、未知の状況に対処するには、わかっている事実や自分の意志を明確にしていくことが必要なんだろうね。

 

山形転職:おお、なんかいい感じにまとまった。

今回の山形転職のまとめ。

シュロスバーグの理論による「転機の乗り越え方」の第2ステップは、「リソースを点検する」ということ。
自分の状況や心境、家族や資産の状況、選択の幅を整理し、それから具体的に進めていこうというのが今日のお話でした。

次回は最終回、「転機を受け止める」です。

 

「転機のキャリア理論からUターン転職を理解しよう」Prat1はこちら


2020/03/25 10:15 (C) 山形転職.com
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