ヤマガタンver9 > 空から人形、人形傘花火(風神祭の思い出)

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▼空から人形、人形傘花火(風神祭の思い出)

空から人形、人形傘花火(風神祭の思い出)/
榊寿太さんのお話

 夜の花火も良かったけど、昼間の花火も楽しみだった。人形傘が落ちてくるんだっけ。空のうえで爆発すると、鉛の重りに引っぱられて降りる。すると中に空気が入って人形の形にふくらんで、ぶーら、ぶーらと等身大くらいの人形が降りてくるんだ。大黒様とか恵比寿様 福助様とか姉様の人形で、色の付いたものだった。
 集団での競争心理というのか、それを競い合って拾うのが楽しかったんだね。これが祭りだもんね。それは子供ではなく、青年団が拾うものだった。火災予防のお守りとして玄関に飾るから、大人も一生懸命探したんだな。拾った優越感もあったんだべな。おらだは拾えなかった。とても子供達が拾えるようなものではなかった。
 燃えて降りてくることもあったから、火災予防上危なくて無くなったんだな。
(2014年3月取材)

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