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▼柿の種

柿の種/
雪をかぶった柿の実がぶら下がっている。
こんな光景をみるといつもの柿の種の話を思い出す。
ふふ・・、オレの創作話だけど・・。

今にも落ちそうな柿の実に聞く。
今の君の気持は?

「私は危機のなかにいる。情勢は非常に厳しい。希望を見いだせない。」

今度は柿の実の中の種に聞いてみる。

「希望が近づいたぞ。俺たちの時代がやってくる。」

同じ柿の中にはまったく違う物語がある。
柿の実から絶望を語るのも、種の立場から希望を語るのも、どちらも現実だ。
だけどこの両者の違いは大きい。

みんなでなるべぇ柿の種。

みんなでなるべぇ柿の種。

▼久々だね!

おっと!
「柿の種」の話し、久々に聴きました。

 今、年を重ねて「林住期」(りんじゅうき)になってからこの話を聴くと、熟して落ちそうな実の方も、まんざら悪くなさそうに感じ方が変わってきました。

 それは、次のいのちへのバトンタッチ・・・なんていうようなカッコのいい思いではなく、
実としての“人生”は、鳥につつかれたり、台風にあおられたり、支えられていた枝が折れたりして、「もうそろそろいいです
わ〜 疲れもしたし、休みたい。」っていう感じです。

 だから「もうすぐ休める」という希望があるかなって。
2013/12/19 23:35:あおい:URL

▼あおいさま

「林住期」っていう言葉、初めて聞きました。
なるほど。
だけどあおいさんの話、達観だなあ。
こんな話をしながらお酒を飲めるのも
この歳の特権だね。
今晩あたり、近所の友達をさそって、雪見酒といこうか。
日本酒の熱燗がいいね。

2013/12/20 10:00:菅野芳秀
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