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▼すき焼きの歴史

皆様、こんにちは!

グルメプラザ金剛閣の3F「すき焼きしゃぶしゃぶ・毘沙門」の
和食コラムへようこそ(^O^)/

今日は「すき焼きの歴史」について、先日スタッフで勉強会を行った
こともあり、そのことについて語ってみたいと思います。

ところで、皆さん、ご自宅で「すき焼き」ってなさいますか?
我が家では大晦日か元旦にだけ登場いたします(^−^)
でも、「焼く」のではなく牛肉と野菜を鍋に入れて「煮る」ので、
すき焼きというより「牛鍋」になってしまいます。

しかし、なんと!!
その牛鍋が「すき焼き」の発祥だったのです〜(@_@;)


さてさて・・・

時をさかのぼること文久2年(1862)、今から150年前のことです。
横浜の入船町で居酒屋を営んでいた「伊勢熊」というお店が、お店を
2つに割って牛鍋屋を開業しました。
一般に、これが最初の牛鍋屋だと言われています。

なんで2つに割って開業?
それには、とってもユーモラスな理由があったのです。

当時、日本では牛肉を食べるという習慣がありませんでした。
なのに伊勢熊のご主人が「牛鍋屋を始めよう!」などと言ったものだから
奥さんはびっくり仰天、ひきまくり。。。
「ええ〜っ、そんな商売をするくらいなら離婚して下さいなっ!!」と
なってしまったのです。

夫婦でモメているところに仲介者が現れ、「まあまあ、お二人さん共
落ち着いて下さいよぉー。」とその場を静めてくれました。

話し合いの結果、一軒の家を二つに仕切り、片方がご主人が営む「牛鍋屋」、
もう片方が奥さんが営む「居酒屋」として商売をすることになりました。

ご主人の店の牛鍋を、お客さんは最初恐る恐る食べたのでしょう。
ところが、その牛肉の美味しさに、牛鍋は爆発的大ヒット!!
お客さんが押し寄せ、千客万来となり、商売繁盛!!

奥さんも商売人ですから、「あら?牛鍋って儲かるわね。半分の居酒屋は
たたんで全部牛鍋屋にするわ!」と、一軒の家を二つに分けていた仕切りを
取り外したのでした。
そして、夫婦仲良く牛鍋屋の商売にいそしむようになりました。

めでたし、めでたし・・・(*^_^*)

牛鍋を食べることが流行の最先端、食べたことがないなんて流行遅れ!と
いう時代の風潮に押され、牛鍋は一般に広まって行ったのです。


それから。

なんで「すき焼き」っていうの?
農作業に使う「鋤(すき)」をご存じですよね。

↓↓これです。


昔、農作業の合間に使い古した鋤を火にかざして、鴨などの鶏肉や
鯨肉を焼いて食べたから、という一説があります。

あとは、薄く切った「すき身」の肉を使うから、という一節も
あるそうです。


昔の人たちのお陰で、今の美味しいすき焼きがあるんですね。

そんなことに思いを馳せながら、今夜はご家族で「すき焼き」の
お鍋を囲んでみませんか?


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