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▼今年もがんばろう! 恒例の「鍬おろし」開く

1月15日は底冷えのする雪模様、農場の4号ハウスに10時半から「葉大根」の種をまきました。
10名の男女ボランティアが作業に余念がありません。



一方の公民館では会食の準備に張り切る数名が、農場で掘ったばかりの大根や、
両手をかじかませながら寒風に立って吊るした「大根干し(べろ大根)」などを料理しています。
11時に参加者(ボランティアと役員)22名で竹田理事長を迎え農作のお祝いをお茶の乾杯で始めました


それに先立ち竹田理事長の挨拶があったので要旨をお伝えします
* まず皆さん健康に気をつけてください
* 去年の農作業の目標は「慈しみの心」でした。今年は「気づく」「伝える」「実行する」
気づいて伝えても実行しなければマイナスです。課題を共有して取り組みましょう
* 会報でも伝えていますが、外部評価を受け、より良い経営体をめざして理事達が勉強している。これから皆さんの意見を聞く機会をひろく設けるので、皆さんからも一緒になってより良い農場づくりに取り組んでいただきたい.
   
入院中のお詫びと色紙のお見舞いへの謝意の後、以上のことを述べたが淡々とした話しかたのなかに理事長のより一層の愛情(人、作物、農場への)を感じさせられました

食事は当農場ならではの献立です。
知りたいですか?

大根のオンパレード:大根干し煮物、大根葉の煮物、大根の塩もみサラダ、大根の甘酢漬け、沢庵漬け、粕漬け、おみづけ(大根入り):お雑煮、みかん、お茶、雪を被ったこの時期だけの甘い大根をこんな風に贅沢に使って料理して葉大根を植えて皆で食べる大根三昧のパーティなんて世界中でここだけです



食後は事務局長の質問コーナー。はい、いいえに手を上げて答えます。
ボランティアの参加意識を知り経営に繋げたいという熱い思いが伝わる一幕でした

次は地主さん夫妻から全員にくじ引きで当たるお年玉。農場で働くボランティアの必需品や好みを熟知した品ばかりです。自転車の雨除けカバー、移植ヘラなど、ありがとうございます

最後は事務局長から「農場として生産・販売以外に何が出来るか」という新たな視点での問いかけによる話合いです。
意見として、農場のある身近なこの地区(館町地区)に15世帯の被災者がお住で、農場に参加してもらうように声をかける、またあるボランティアは自分の所属する団体の活動例を話しこの大震災を風化させてはならないと言い、またMさんから酒を造って岩城に住んでいる人達と絆を保ちたいなど、前向きの声が出る半面、高齢のボランティアの現状からは、疑問を投げかける場面もありました。
今年の鍬おろしは、その名のように畑に鍬をいれました。今までにないことだそうです。
これも経営改善への取り組みで直ちに取り組んだ理事たちの賜物でしょうか
★経営改善への取り組みについては「農場通信―農場飛躍準備特集2011.12.22号」をぜひご覧下さい

集う快さとともに、理事長を始めとして役員の並みならない決意を感じた新年の催しでした
また会員でありボランティアである私たちにも農場に主体的にかかわることを強く求められていると感じました

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