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▼【ジャパンフィルムコミッション】総会とロケ地ツアーに参加

9月29・30日の日程で、ジャパンフィルムコミッションの平成23年度通常総会が開催され、出席してきました。

今年度は長野県上田市の信州上田フィルムコミッションがホスト役となりました。

初日は特別上映会が行われ上田映劇という昭和の香り漂う劇場で、上田市で撮影された「淀川長治物語神戸編サイナラ」「博士の愛した数式」が上映されました。
この後行われたシンポジウムでは大林宣彦監督の基調講演と、照明技師と撮影監督を交えてのトークセッションが行われ、映画にかける熱い想いが語られました。


二日目の通常総会は松本清張の推理小説「ゼロの焦点」のクライマックスシーンで佐知子役の中谷美紀さんが挨拶に立ち卒倒するという印象的なシーンが収められた、信州大学繊維学部の講堂で行われました。

総会では、東日本大震災を受け、文化を継承し文化を残すことの重要さ、またそれを遂行するための企画を立案することなどフィルムコミッションの役割を確認しました。

午後からのロケ地ツアーでは「坂の上の雲」「ヴィヨンの妻」「犬神家の一族」「たそがれ清兵衛」「私は貝になりたい」など10箇所のロケ地を見学しました。




上田市では年間数十本の撮影が行われており、そのほとんどが、戦前戦後という時代背景の作品のようです。
初日の基調講演で大林監督は「映画は古き良き風景の美しさや豊かさを未来へ残すことができる。フィルムコミッションの活動は街並みを残す“街守り”という役割を担っている」と話されました。
上田市には監督の話通り、ちょっとしたところに古き良き風景が所々にありました。またそれが市民の手によって守られていました。

私たちの住む置賜にも先人達が築いてきた風景が身近に残っているはずです。
この置賜でまた大きな作品が撮影されたらうれしいですね。
そうなるように事務局ではロケ地を斡旋できるよう務めてまいります!


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