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▼被災地支援活動レポート

被災地支援活動レポート/
宮城県三陸沖を震源とした「東北地方太平洋沖地震」におきまして
被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

私が地震に遭遇したのは福島リフォームフェアの前日準備の帰り道でした。
今思えば、もし福島での準備が午前中で終わらなかったら
山形に戻ってくることも出来なかったかもしれません。

山形北インターで高速を降り、落合スポーツセンターを過ぎたあたりの交差点で信号待ちをしていました。

隣に座っていた事務のお姉さんの携帯からけたたましく地震警報音が鳴りました。

「宮城で地震みたいですよー」といっている間もなく自分たちも大きな揺れを感じ始めました。

驚きながらも冷静に「前のトラック倒れるんじゃないかってぐらい揺れてんな〜」と支店長が言いました。

そんな長い揺れの中で恐怖感が出始めた頃、視界に入っていた全ての信号が消えました。

事務所まですぐの場所だったので、なんとか信号のつかない交差点を進み事務所の駐車場に入ると
スタッフが建物から出て非難していました。

余震が次々と襲ってくる中、車のカーナビをテレビにしてみんなで見ました。
徐々に震源に近い被災地の様子が映しだされてきます。
津波が・・
実家は北海道で漁師をしています。心配になって電話しましたが一向に繋がりません。

「船、流れてる・・かわいそう」

船どころか、家も人も、街が全部流されてしまったんだと知ったのは、もっと時間がたってからでした。

ついさっき通ってきた高速道路が割れている映像も流れました。

「これは、宮城凄いことになっているぞ。本社に戻って対策を考えないと」
といって支店長が長井の本社に向かいました。

那須建設では新潟県中越沖地震のときも支援活動を行っているので
被災地ボランティアのノウハウがあります。

停電でどうしようもないスタッフは一旦自宅に戻りました。

本社には会長が急遽出張先から戻り、支援活動の準備が始まりました。

土木部は気仙沼市に支援物資の運搬と津波で流されてしまった住宅の瓦礫除去に
重機をもって向かいました。

建築部は名取市に支援物資の運搬と現況把握に向かいました。

住宅事業部は断水した仙台支店近辺に給水活動に向かいました。
朝夜問わず、スタッフは寝ずに山形で水を汲み、仙台に運びました。
仙台支店近辺で水が出ると、今度は富谷に、富谷で水が足りると多賀城へと水を運びました。

その間に、連絡の付いた仙台支店のお客様からのSOSが聞こえてきました。

食料、衣服、赤ちゃん用品、防寒着、発電機・・・

被災地で足りないものが何なのか徐々に把握できるようになりました。
女性社員が手分けして物資を購入して、SOSをくれたお客様へ渡しにいきました。

そんな中、津波によって一番被害のひどかった沿岸部へも支援活動に行きました。
地獄のような光景に涙をこらえながらの活動となりました。

支援活動で現場に入っただけの私たちでさえ、身に詰まるような思いになります。
地元の方々の気持ちを考えると、本当に言葉が出ません。

この現実が歴史になるには、これから何十年もの時間が必要となるでしょう。
時間がたっても気持ちは癒えないかもしれません。
それでも、街の機能を取り戻すことが出来れば・・・。
明日、生きる為の希望を少しでも現地の方々に持ってもらえればという思いで活動を行いました。

会社側はお金関係なく、出来るだけのことはやれとの指示です。
お客様で避難所に居る人がいたら、会社の保養所を提供するので連絡を取れとのことでした。

被災者への支援活動とはいえボランティアでここまでやらせてくれる会社に本当に感謝です。

目の前の困っている人に、何の躊躇も無く手を差し伸べられる。

当たり前のようで、これができない世の中ですから。

北海道の実家も津波の被害を受けました。
東北の被害が大きすぎてあまりメディアには取り上げられませんが・・・。
ホタテの養殖を生業としている漁師町です。
海の中がごちゃごちゃになってしまった。と父が言っていました。

3年間、丹精込めて育ててやっと出荷直前のホタテが流されたり絡まったりしているそうです。

事務のお姉さんは実家の釜石市が津波の被害にあいました。
幸いなことにご家族は皆さん無事だったそうです。
電気も水もガスも無い中で、家族で助け合って生活しているそうです。

設計さんは石巻の友達を亡くしました。

東北の人で今回の地震で被害を受けていない人なんて一人もいないような大災害です。
与えられて当然だと思っていた便利な毎日が、簡単に奪われてしまうものなんだと知ることが出来ました。
明日も会えると思っていた人に、もう二度と会えなくなる日が来るんだと思い知らされました。

自然災害がもたらした大教訓を抱えながら、明日も支援活動を行っていきます。
そして被災地の一日も早い復興を願っております。

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