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▼弁慶の笈(朝日町指定文化財)

弁慶の笈(朝日町指定文化財)/
 弁慶が修験道を伝ってきて、大行院に泊まって、宿代の代わりに置いていったという伝説があって、その笈が今も伝わっている。前に研究家が来て見て、室町時代の作ではないかと言ってだっけ。格式によって大きい小さいあるんだけど、資格によって立派な笈を使うそうで、これは立派なほうなんた。分解できて、中に自分の身を守る仏様、蔭仏ってあるんだけど、それ入れて歩くのだった。薬師如来様だ。今は別にしてある。作りも鐇(ちょうな)削りで防水に布を貼ったのに漆が塗らっていたりしている。神様を中に奉っているから、観音開きになる。こっち側さは、勧進帳やお経を入れたようだ。扉の裏に凡字で、武蔵坊弁慶の「武蔵」って書いてある。背中のあたる所は、すり減っていて苦労した面影があるね。
お話:最上敬一郎さん(大行院51代当主)

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