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▼高断熱高気密バーチャル建築(2) どっちの基礎にする?

 高断熱高気密バーチャル(仮想)住宅の二回目・・今回から基礎工事編が始まります。

 ダンとミツは、大きな机に座り これからお互いが造る基礎について話し合っています。
 「基礎って一つの種類じゃないようだね・・どれがいいのかな?」
 ダンは、机の上にある基礎の資料を見ながらミツに聞いています。
 「住宅の基礎には、大きく分けて布基礎とべた基礎があるみたいだよ。」
 「布基礎とべた基礎?・・どう違うの?」
 「住宅の基礎は、従来は布基礎が主流だったみたい。でも最近は、べた基礎が増えてきたんだよ。」
 ミツは、机の資料をダンに見せながら説明を始めました。

布基礎 従来から基礎に使用されてきた手法。逆T字型の形をしているのが特徴。

べた基礎 基礎内部の土間部分に基礎立上り部分と一体に鉄筋とコンクリートを施工する基礎。阪神・淡路大震災が起きてから、線で支える布基礎より面で支えるベタ基礎の方が地震に強いという考えが普及しました。その為、全国的に布基礎よりべた基礎が好まれる傾向にあります。

 「じゃ、べた基礎にすればいいのか。」
 「そうとも言い切れないのさ・・根切りが十分でなかったり、地盤沈下が起きると どんな基礎でも基礎にクラックが起きる場合もあるから、土地の地耐力や傾斜に応じて決めたほうがいいよ。」
 「もう決めたよ!おいらは、べた基礎を造るんだ。」
 「それじゃ、僕は布基礎でやるよ。」

 二人の基礎工事が始まりました。


基礎のクラック 基礎のひび割れ

地盤沈下 消雪道路や工場用水・住宅用消雪などによる地下水の過剰取水により米沢市内の全域で地盤沈下が発生しました。敷地全体が均一に沈下すれば問題はないのですが・・現実として床コンクリートの亀裂が発生していますので、地盤の不均等沈下がおきていると思われます。

凍結深度 気温の低下により水分を含んだ地盤が凍ります。この地盤の凍結が起こらない地表面からの深さを凍結深度と言います。基礎の根掘りの深さが浅いと寒冷地では地盤が凍って凍結浮上する場合もあります。
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