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▼首都圏離れと雇用情勢

首都圏離れと雇用情勢/
1月24日の日経新聞東北版に「首都圏離れ復興になう」と題する記事を見かけた。

東日本の都道府県で、2011年3月〜11月の震災後の転入者の増減を見ると、次のようになる。

(1)5%以上増加
   北海道、山形、新潟、長野
(2)減少
   福島、茨城、群馬、埼玉、東京、千葉、神奈川

ちなみに、福島を除く東北各県は軒並みに人口を増やしている。
これは原発問題による避難者が東北各県に避難や移動しているということかもしれない。


ちょっと気になったので、厚生労働相の都道府県別の有効求人倍率のデータと付きあわせてみた。

全国平均では0.61(4月)から0.69(11月)に0.08に改善している。

東北の被災3県(福島、宮城、岩手)の平均は0.28増。
関東の人口減少5都県(茨城、群馬、埼玉、東京、千葉、神奈川)の平均は0.05増。

ちなみに、山形も0.59→0.70に0.11改善している。

被災3県は復興予算がつき、建設工事などの仕事がたくさん他県からも来ているときく。
他県からきた方々の寝泊まりや食事で、場所にもよるが宿泊施設や飲食店も大忙しとのこと。

昨日、ある仙台の飲食チェーン店の社長の話を同僚の佐藤が聞いてきたところによると「絶好調。すべての見せで売上大幅増」とのことであった。

もちろん、何年も続く需要ではないが、被災地の当面の暮らし向きを支えるという意味では、大切なことなのかもしれない。


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