ヤマガタンver9 > 今年の夏

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▼今年の夏

私は夏が大好きです。外に出て、ムッとするような熱気に当たると小学生の夏休みに夢中で遊んだ頃の匂いというか雰囲気というか、懐かしい気持がしてきます。今年もお盆前までは、好天で暑い日が続いていましたが、お盆過ぎからはだいぶん過ごしやすく、天気もめまぐるしく変化するようになってきました。私にとってはがっかりですが、お年寄りにとっては救いです。お年寄りは体が脱水になっていても、のどの渇きを覚えなくなってきているので、暑い日にはすぐに脱水症状が突然にやってきます。中には死に至る方もいます。今年の夏もテレビで暑さのために亡くなった高齢者の話をよくしていました。ですから介護施設では、暑い日には要注意です。脱水にならないように「喉なんか乾いていない!」と入所者に言われても水分補給をまめにしていただいています。夏の大好きな私にとっては面白くないのですが、暑さが和らいでいる日は、施設にとってはほっと一息の日になります。
ところで、今年のお盆には長女とバイク2台連ねて宮城県にある私の両親の実家の墓参りをしてきました。しかし、朝に出発してから間もなく雨が降り出し、宮城県に入ったころには土砂降りになってしまいました。娘は寒いと言って震えだしました。私はずぶぬれになっても平気だったので、「こいつは弱い奴だな。」と思いつつ、どうしようかと途方に暮れて焦ってしまいました。娘が「あそこで休んでいこう。」と言うので、とあるスーパーマーケットで駐車して雨宿りをしました。私はバイクがずぶぬれになるのが悲しくて茫然としていて全然思いつかなかったのですが、娘はさっさとお店でタオルをたくさん買って体をふいていました。パニックになった自分と比べて、「こいつはなかなか危機管理能力があるな。」と感心しました。その後、これもまた娘の進言で近くのファストフード店で暖かい飲み物を飲んで温まっているうちに雨も上がり、再びバイクを連ねて走り、無事にお墓参りをしてくることができました。その日は300km近く走りました。午前は雨で帰りは西日が照り付けて大変でしたが、親子でいい思い出になったと思います。普段こんなに走ったことがない娘は、体のあちこちを痛がっていました。娘よ、お疲れさまでした。疲れ知らずの私は、翌日もバイクで一般道だけで500km弱走りました。唯一の趣味のバイクを満喫できて幸せな休日でした。
昨日は介護老人保健施設白鷹あゆみの園の夏祭りでした。午後5時から屋外でのアトラクションの開会でしたが、雨も降らず、過ごしやすく、普段施設内での生活をしている入所者の方には楽しんでいただけたと思います。このような催しを年中行って、入所者の方に季節を意識していただき、楽しんでいただくことはとても大切なことです。今回も職員の皆さんにはとても頑張っていただきました。感謝申し上げます。またお忙しい中、おいでいただいたご来賓の方々やご家族の皆様、ご近所の皆様方にもこの場をお借りして御礼申し上げます。
昨日いつもの道を走っていたら、いつの間にかススキの穂がいっぱい出ていました。山形はもう秋の気配です。今度は秋の行事の準備をしなければなりません。職員の皆さん、頑張ってください。私は忙しい日々の合間のわずかな休みに、唯一の趣味であるバイクでそこら辺をこそこそ走り回ろうと思っています。

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