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●2025年5月14日(水)/災害時対応「在宅難病患者 災害時移送システム」(KINTシステム)に学ぶ
https://www.als-yamagata.com/現在、災害時対応で避難先や手段を検討中のお子さんやご家族、支援者の方もいらっしゃると思います。避難先や電源確保、備蓄、医療物品…と多くの課題がありますね。災害対策として『移動手段』についても同様で、災害種別により道路事情が変わるため、場合によっては何パターンかの方法をお考えのケースもあるかもしれません。4月に引き続き「山形県難病相談支援センター」の取り計らいにより、平成26年に開始された山形県難病等団体連絡協議会の『在宅難病患者 災害時移送システム』(以降、KINTシステム ※読みはキントシステム)の仕組みについて、日本ALS協会山形県支部の事務局長様より情報を提供していただきました。KINTシステムの対象は県内の人工呼吸器を24時間装着している在宅の難病患者の方です。事前にKINTシステムの利用について主治医に相談の受け、利用の申込みを行います。現在、契約に関しては日本ALS協会山形県支部が手続きに関して支援を行っています。患者家族とタクシー会社の二者の契約により、災害時の移送業務が行われます。おもな流れとしては@災害発生時、A迎車、B移送となります。それぞれに条件があり、@は「停電を伴う震度5弱以上の災害が発生」「長期停電」、A道路事情による対応困難な場合があること、Bは介助人の同乗や運転業務以外のことについて依頼することができないといったことなどです。KINTシステムを利用することで、どのような流れで避難することができるのか、担い手であるタクシー会社の減少など、課題を含め貴重なお話しを伺うことができました。続いてうかがった停電時自動点灯する「防災LEDシーリングライト」など蓄電できる照明器具への交換や地域や関係機関とのやり取りや地域の方への顔つなぎは、「自助」や「共助」の取り組みにつながると伺い、大変参考になりました。(医療ソーシャルワーカー)

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2025.05.15
(C)山形県医療的ケア児等支援センター

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