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●「おもだかの」発句自画賛
「おもだかの」発句自画賛  与謝蕪村 筆 1幅 宝暦八‐明和初年(1758‐66) 山寺芭蕉記念館蔵      文月八日おもだかの橋は 引ずや銀河 蕪村(花押)              〔解 説〕  蕪村の宝暦から明和初年の筆跡の特徴がよく表れている作品。沢瀉(おもだか)は水田に生える多年草。池辺の沢瀉の影が、昨夜の七夕には水面に映える天の川に渡す橋かと思えたが、八日の今日も昨夜の名残りを偲ばせつつ、季節を過ぎて衰残の姿をされしているさまを、句・画両面から利かせたもの。

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2025.12.09
(C)山寺芭蕉記念館

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