▼米屋こうじさんの作品を観て2025/05/31 06:05 (C) おらだの会3
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駅茶で行われている「長井線今昔(記録写真&米屋こうじ展)」を観て来ました。その中で、米屋さんの上の作品が妙に印象深いものでした。私にとっては「妙に」と言わざるを得ないような奥深いものを感じるのでした。
撮影地はこれまでも多くの作者が選択した場所であるし、構図も大雑把に言えば特に目立った差異はないように思います。けれども作品の前に立つと、全体に淡いトーンの世界に引き込まれるような錯覚にとらわれました。細部をみると、空の色のグラデーションが、その奥に聳える山並みを包み込んでいます。それぞれの光を放って映る木々の若葉は、油絵のように盛り上って見えるのです。霞のような淡いふる里の風景の中で、フラワー号と共に生命の歯車が確かに時を刻んでいる。そんな作品のように思えました。
在廊されていた米屋さんに、着任して2か月経っての感想と作品に対するお考えを聞くことができました。米屋さんは「実際に住んでこの地域を観ると、季節が確実に進んでいることを実感する。」と語ってくれました。また、「自分の予断やこれまでの作品創りの視点を排除して、目に映るものをそのまま受け入れることを心掛けている。」とも教えてくれました。
米屋さんの言葉からは、着任地あるいは撮影地に敬意(リスペクト)をもって向き合おうとする姿勢を感じました。「芸は人なり」と言います。米屋さんの次の作品を観る機会を楽しみにしたいものです。この作品展は、6月1日(日)までの会期です。ぜひご覧になってみてください。