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▼米屋こうじ著「木造駅舎の旅」から・・・

米屋こうじ著「木造駅舎の旅」から・・・/

 「木造駅舎『絆』展」に米屋こうじさんがおいでになり、2009年7月に発刊の「木造駅舎の旅」を見せていただいた。米屋さんが「実はこの本には羽前成田駅が入っていないのです。当時は、腰板がトタンで覆われ、窓はサッシ戸で、補修が目立っていて載せられなかったのです。」と。続けて、「けれども出札口などはカラーで使わせてもらいましたョ」と。2011年に成田駅の修復作業が行われましたが、2012年10月の米屋さんのブログには、修復作業後の成田駅について「何と素晴らしい!」の感想が述べられていました。

 → 鉄道憧憬 山形鉄道、羽前成田駅の近況

 

 同書の中に「消えゆく木造駅舎」と題したコラムがある。改修された只見線の会津本郷駅を紹介しながら、「駅舎は郷愁を誘うために建っているわけではなく、安全で快適に列車を待つ空間であれば良いのだ。・・・略・・・。それは承知している。しかし、鉄道が地域発展に寄与した歴史を、駅舎を通して学ぶことができないだろうか。・・・略・・・。各路線に一つぐらいは開業時からの駅舎が残れば良いのにと思うのである」と。

 

 二つの木造駅舎が残るフラワー長井線。両駅の住民が協力しながら、米屋さんの問いかけに応え、形にできればいいなぁと思う。

 


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