ヤマガタンver9 > ため息がでる美しさ

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▼ため息がでる美しさ

ため息がでる美しさ/
 朝晩に肌寒さを感じるようになってきた。
盛んに鳴いていたミンミンゼミやヒグラシの声はもう聞こえない。
代わって鳴いているのは秋の虫たち。

イワシ雲などの秋の雲が観られるようになってきた。
見渡す限り一面に広がる田んぼは、隅々まで黄金色に輝いていて、まぶしいほどだ。
後ろには朝日連峰の雄大な山並みが青く連なり、夕方ともなれば、それらは鮮やかな夕焼けを伴いながら、ゆっくりと群青色に変わって行く。
思わずため息がでる美しさだ。
やがてこれに柿やリンゴなどの色づく果物、山々や里の紅葉が加わって行く。

春、夏、秋、冬、全ての季節が美しい。
移り行く季節を五感いっぱいに感じながら、改めて田舎の豊かさ、ありがたさを思っている。
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