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●【開催中】雛祭 古典人形展の見どころ No.3
開催中の「雛祭 古典人形展」から衣装人形をご紹介します。衣装人形とは、染物や裂地で仕立てた衣装を着る人形の総称です。生産地域によって衣装にも特徴があり、特に京都製は金襴など高級な裂地で優雅につくられ、江戸製は写実的で淡泊な衣装が多いです。また、大阪製の衣装人形は、文楽や竹田からくりの影響から、誇張した姿、表情に特徴があります。人形のモチーフは、当時の風俗をあつかったものが多く「浮世人形」とも呼ばれます。中国や朝鮮、琉球の衣装を着た人形も多くつくられました。 狐拳:兄弟が「きつねけん」というじゃんけんをして遊んでいます。 竹田人形:動きが派手で表情も役者風です。二体はもとは別のテーマの人形だったようです。 関羽:江戸中期以降、中国や朝鮮、琉球の通信使が訪れるようになり、彼の地の風俗・歴史が人形製作にも取り入れられました。  筍堀:中国に伝わる24の親孝行の物語「二十四孝」の一つです。 可愛らしく華やかな雛人形とは対称的に男性を中心とした大人が主に楽しんだと言われ、雛壇飾りが普及すると雛人形と一緒に飾られることも多くなりました。衣装人形を眺めながら大人が子どもへ物語を語ったのかもしれませんね。    

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2015.03.14
(C)本間美術館ブログ

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