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▼【40代の転職体験記】県外からのIターン転職「私にとって転職活動は徹底的に自分と向き合う時間でした」

【40代の転職体験記】県外からのIターン転職「私にとって転職活動は徹底的に自分と向き合う時間でした」/

「山形が好きです。他県出身ですが、山形への移住と山形の企業への転職を考えています」というご連絡をいただくことがあります。
山形県民の一人として、”山形が好き!”と言っていただけるのはとても嬉しく思います!

ただし、「移住+転職」は大きな環境の変化が伴います。生活面においても地方・雪国の暮らしとなるほか、給与面でも都市部と比較した際に差を感じるかもしれません。

 

今回体験記をお寄せいただいたMさんは、県外出身ながら「山形に移住したい」と時間をかけて準備を進め、実際の行動に移された方。
山形に血縁者がいるわけではなく、多くの場面で「なぜ、山形なのか」と自問自答する場面が多かったとのこと。実際のIターン転職体験記、ぜひご覧ください!

 

【転職を考えたきっかけ】


数年前から、会社や仕事に対する、もやもやした消化できない思いが自分の中に蓄積していました。でもそれはごくありふれた些細なこと(人間関係や拘束時間、仕事に対する会社と自分の感覚のズレなど)だと当時は思っていて、「この程度で転職を考えるべきではない」=「自分が我慢すべきだ、自分が未熟なのだ」と見ないふりをしてきました。

しかし、コロナ禍に入り、業界としての不安定さを実感すると同時に、「会社と社員の関係性」について強い疑問を感じる出来事がいくつも重なり、それまでのもやもやした思いが無視できなくなっていきました。仕事や働き方、これからの生き方についてあらためて考えはじめ、転職についても具体的に考えるようになりました。

 

【ジンジャーズを選んだ理由】

山形への移住を含めたIターン転職を希望し、いろいろと情報を集める中で、ジンジャーズさんを知りました。

「山形県専門」の転職支援会社があることに驚きましたが、実際に山形で暮らし・働いているエージェントさんから、山形の企業のことや働き方、実際の生活面についても直接話が聞けることにとても魅力を感じました。

 

 

Mさんは、これからの生き方を考えたときに「大好きな山形で暮らしたい」という想いがどんどんあふれてきたそうです。山形出身ではないMさんですが、休日のたびに庄内・最上・村山・置賜のあちこちにお出かけをして山形の自然・歴史・風土に触れ、山形が大好きであるとのことでした。

 

【面談してみて感じたこと】

初回面談の前、「Iターンは難しいからやめた方がいい」と否定されるのではないか、「考えが甘い」と笑われるのではないか…ととても不安でした。地縁血縁もない山形へのIターンなどという無謀な相談では、話半分で聞いてもらえないような気がしていました。

でも、担当していただいた澤村さんは、決して否定せず丁寧に話を聞いてくださり、そのうえで、Iターン転職に関する現状、お金に関わる現実的な側面、今の山形の求人の状況などを、山形弁の混じる柔らかな言葉で話してくれました。「飾らず・誇張せず・正直に・対等に」向き合ってくれていることが伝わってきて、この方たちとなら、諦めずにIターン転職を目指せるかもしれない、と感じました。

 

 

私たちは「あなたに転職は無理です」と一方的にジャッジしたり話を否定することはありません。Mさんに限らず、転職を考える皆さんはさまざまな悩み・事情・現職への不満等を抱えている場合がほとんどです。それらに寄り添いながら山形専門のエージェントとして地域事情をお伝えし、今後のキャリアの可能性を共に考えています。
そして、ジンジャーズいずれのコンサルタントも山形弁が混じります!笑

 

Mさんとの初回の面談のなかでは、具体的な企業名や求人というよりもまず【情報収集】をオススメしました。
Mさんは地理的な面も含めて山形のことに大変詳しく、生活・暮らしという面で戸惑うことはないように見受けられました。ですが、生活に伴う資金(賃金相場・家賃相場)についてはまだご存知でなく、「いくら給与が必要か」という現実的な点でも情報収集のうえ検討いただきたい旨をお伝えしました。

そして、私からの話だけではなく、各自治体が開催している「移住相談会」等にも参加し、多方面から「山形への移住」を見つめることをご案内しました。

 

初回面談から半年以上過ぎたときに、Mさんより「情報収集を続けた結果、山形に移住し転職したいと思います」とご連絡を頂戴しました。自治体の移住相談会に登録したり、生活費を検討したり、行動を起こすなかでMさんの心は”山形へ移住・転職する”と考えがまとまっていました。

そこから、具体的な企業名・求人を挙げて企業へのご推薦がスタートしました。

 

【転職活動で苦労したこと/印象に残っていること】

Iターン転職では、様々な場面で「なぜ『山形』で『転職』なのか」を問われました。とても単純な問いですが、一番悩み、考え、最後まで自分に問いかけたことでもありました。

・なぜ山形が良いのか

・山形で何がしたいのか

・山形とどう関わっていきたいのか

・なぜ転職という手段を選んだのか

自分の中にあるこれらの答えを、背伸びせず素直な言葉で表現すること、ありのままで相手に伝えることを最後まで考え続けました。私にとっては、転職活動は徹底的に自分と向き合う時間だったと思います。

 

 

採用をする企業側も、Iターン転職の場合は「なぜ、この方は山形に来たいと思っているのだろう・・?」と疑問をもつことがあります。それは「山形での仕事や生活で何か嫌なことがあった場合、すぐに退職し山形を去ってしまうのではないか」という企業側の懸念があってのことだと思われます。

「なぜ、山形に来るのか」

この問いに教科書通りの”正解”はありません。Mさんのように、自問自答を繰り返しながら自らのなかにある答えを、誠実に企業側に伝えていく。結果的にMさんが入社した企業さんも、Mさんなりの「なぜ、山形か」「なぜ、転職したいのか」の答えを正面から受け止め、理解してくださったように思います。

 

【全体の感想/メッセージ】

Iターン転職の場合、職務経歴や志望動機だけでなく、企業さん側でIターンを受け入れられる仕組みや雰囲気があるかどうか、実際に生活していける環境かどうか、なども重要なポイントになると感じました。どんなに良いなと思う求人でも、その企業の雰囲気や風土は求人票からはわかりません。その点でも、地元密着のジンジャーズさんはとても心強い存在でした。在職中でなかなか現地に行くことができない状態のなか、求人提案、面接日程や入社時期の調整など、本当に最後まで寄り添っていただきました。

 

一年前、ただ漠然と「いつか山形で暮らしたい」と考えていた自分が、いまこうして山形で働き生活していることがなんだか不思議で、とても嬉しく思います。ジンジャーズさんに繋いでいただいた様々なご縁で、いまここにいられることを、心から感謝しています。

 

 


「山形で暮らしたい」
漠然としたMさんの想いが実現できたのは、Mさんの情報収集やジンジャーズに相談するという行動のほか「なぜ、山形か」に真摯に向き合うMさんの姿勢もあってのことだと思います。


Iターン転職に限らず、転職活動は自分と向き合うことも大事です。どんな生き方をしたいのか・どんな環境で働きたいのか・なぜそう思うのか。自分のなかにある想いを言葉にしながら、次の行動へと移っていく。そんなお手伝いもジンジャーズはしています。

 


Mさん、ありがとうございました!Mさんの今後のご活躍を心より願っております。

 


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