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▼猫客万来

猫客万来/
◯◯心と秋の空・・などと晩秋の天候の不安定さと心境の変化を例えられる昨今

その晴れ間を狙って干し柿をぶら下げた

空の青と柿の朱の色が対比して美しい

もっと柿の実の数に迫力あらば絵になるのだが



お隣のニャンコ軍団(といっても二匹)が毎日仕事場に遊びにくる

弟子がお駄賃をあげるので味をしめたのだ・・






おやおや今日は何やら屋根が騒がしい

ミシミシからバリバリと只ならぬ音

風が強いので杉っ葉が屋根に落ちるのだべが? と思いきや壁から猫の頭が飛び出した

まさに今、屋根の付近の隙間から強行突破しようとしている

入れないので悔しくてニャーーッだと


あきらめて別のルートを探し始めた

奴は我々を驚かそうとサプライズを狙ったのだろうか?

とすれば、ニャンコ軍団はかなりの策略家猫集団ではないか?

隊長が我々の気を反らそうと入り口でニャーーッと鳴き出し作戦を開始した

一方、副隊長はついに別ルートを開拓し侵入成功


こんどは着地地点を探索し始めている

やはり副隊長は賢く、すこぶるアクティブだ・・

なんと棚のルートを見つけて作業台にしなやかにストンと着地成功

したり顔でこちらを見て、早速電灯のスイッチに戯れだした









隊長は最近冬に向けてメタボの度合いが進み、丸丸としたお顔とお腹が更に膨らみ出している

老兵の目的はひたすら猫飯・・入り口のお椀の前で微動だにしない






副隊長は若い雄で猫飯は二の次・・遊びたい盛りの様子だ

自宅の若い雄猫もそうなのだが、猫戯らしで遊んでもらうのを生き甲斐としている

遊んで頂戴とばかり私の足下に鎮座ましまし、猫戯らしの仕舞っている引き出しを凝視

遊ぶため待機している!とアピールするのだ・・・


副隊長もその味を覚えてしまったかのようである

「しょうがないニャー」等と呟き

獅子のタテガミのお古で作った猫戯らしを戸棚から取り出すのである

あぁ・・また今日も猫を回してしまった



2015/10/31 08:38 (C) 獅子宿燻亭5
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