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▼西高東低の考え方

西高東低の考え方/
今日は、見事な西高東低です。


西高東低とは、気圧配置です。

西に高気圧、東に低気圧。

冬の東北の旅では、西高東低を意識して行動してください。


基本的に天気図では、間に描かれた線(等圧線)が細かいほど、強い風が吹きます。

台風の周りなんかグルグルと線が描かれてますよね。

そして、風は、高気圧から低気圧へと吹きます。

西高東低ということは、西から東へ吹くわけですが、実際には中国大陸側から太平洋側へと吹きます。

強い風は、雲を作るわけですが、余りの風の強さに雲すらも細切れになってしまいます。

これを「すじ状の雲」といいますね。


気象衛星ひまわりから見ると、雲がシマシマになっているのがよく分かります。

天気予報では、「冬型」「西高東低」「すじ状の雲」がセットになって登場します。

そこに「寒気」がプラスされると大雪になります。

上空に冷たい寒気が・・・とアナウンサーが言ったら、要注意です。


さて、「すじ状の雲」ですが、上空から遠めで見ると「すじ状」なわけです。

「すじ状」とは、雲があるところとないところがあるということです。

地上にいますと、太陽が遮られ、果てしないような大雪になったかと思いきや、一転太陽が顔を出し、ウソのような青空になります。

そこで油断をすると、また雲と雪に見舞われます。

ガッカリしていると、また青空になるという・・・。

さっきまでの天気は何なんだぁといいたくなるのは、すべて上記の理屈によるものです。

この基本原則を知っておくと、冬の東北で一喜一憂しないですみますよ。笑

TVで一瞬見た映像が青空でも、天気図を見て装備を再確認なさってくださいね。
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