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▼推進協議会の役員会が開催されました


 1月19日、推進協議会の役員会が勤労センターで開かれました。
江口会長は、挨拶の中で
「レインボープランは動き出して20年も経ているがこの程度かとの話も聞く。
確かに課題もあるが地域づくりの「ながーい計画」として取り組む必要が
ある。市政でも(市長が代わったので)レインボープランの理念を
まちづくりに活かしたいとの意向が強くなっているので一緒になって
取り組んでいきたい。また、お正月にNHK・TVがスペシャル番組で
レインボープランを取り上げてくれたし、朝日新聞の報道によると
東北地方で2025年に伸び率の高い地域のナンバーワンに長井市が
挙げられていた。期待に恥じないよう地道に歩んで生きたい」と述べた。

議題の1は生産体制について。

米の域外出荷問題についてJAと協議が進んでいることとコンポストの販売が、
畜産堆肥の安売りの影響を受け、在庫が目立っていることの報告を受けて討議。

◆レインボープランを地域ブランドとして売り出そうとしても
 市場からの評価を受けられるとは限らない。
◆まちづくりの視点より産業振興の視点で取り組むべきだ

などの意見が出された。
当面、農業振興の視点に立って行政(農業委員会、農林課)を
含め取り組むこととなった。

議題の2は認証制度の取り扱いと適用について。

10年前、協議会独自の基準ではじめた認証制度も周りの環境が様変わりして、
見直しの必要があること。参加農家が少なくなっているのは、
小規模高齢者の取り組みから始まったこともあり、記帳など運用上の煩雑さや
高齢のため耕作そのものをやめる農家が出る反面、新規取り組みが
少ないことも原因との事務局説明あり。
レインボーコンポストを圃場に散布すれば、農薬や化学肥料の規制を問わず
慣行栽培でも「レインボーコンポストを施肥した圃場」として
圃場認証を導入しようする新たな提案とこれまでの認証基準を継承するもの
との2本立ての制度に改めることについて討議した。


◆土壌条件がそれぞれ違うのだから圃場毎、ハウス毎、作目毎に対応できるので
 圃場認証は良い。
◆少量多品目栽培(混栽)ではドリフト(農薬飛散)には対応できないため、
 県の特別栽培認証基準にも合致しない。
◆消費者に対する生産者責任はどこまでもある、栽培管理簿は継続を求めたい。
◆レインボー農産物のトーンダウンは避けられない。
◆特別栽培品を始めほとんどの認証チェックは書類審査で、
 消費者との信頼関係になる。
◆残留農薬などの問題は食品衛生法上のことで「認証」とは直接に
 関係はないがイメージダウンにならないか。
◆現在、長井市ではレインボー米は特別栽培米として行政上の特典
 (転作作物として5パーセントの収量減を認め助成)を与えているが、
 圃場認証制度となれば見直しも検討。

以上のような議論を経て、原則的に事務局提案の圃場認証と
従来の認証の2本立て制度とすることで大筋で合意。
その他、1.計画申請時の認証、2.認証シールの取り扱い、
3.特別栽培農産物適用の見直し、4.認証委員会の新たな設置について原案を承認、
具体的な課題については更に事務局で詰めることになった。

その他、レインボープラン講師派遣事業実施用要領の確認がなされた。


課題を慎重に審議した役員会


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