▼教育ルネッサンスフォーラム 食育セミナーから2006/07/23 13:09 (C) 自分探しの旅へようこそ!
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「教育ルネッサンスファーラム 食育セミナー」の中で、服部栄養専門学校校長・医学博士である服部幸應さんが述べている記事である。
何歳くらいから生活習慣を含む食事のあり方を教えていく必要があるか、の問いに、“三つ子の魂百まで”だ。0〜3才は親子のスキンシップが大事な時期。温かく包み込む環境を作るのが親の役目だ。3〜8才は親子一緒に食卓を囲むこと。1日3食、1年で1095回チャンスがある。
“こしょく”という言葉にはいろいろな意味がある。“孤食”は一人で寂しく食べること。親が好きなものを食べさせている状態だ。放っておいてはいけない。“個食”は一緒にいながら父親はカレー、母親はスパゲッティー、子供はピザという食事だ。テレビも消さず、好きな物や柔らかい物しか与えないとわがままで協調性のないきれやすい子供になる。「固食」は同じ物しか食べないこと。「小食」は食が細いこと。激痩せのままでは30代までに女性としての機能を失ってしまう。「粉食」ほ高タンパク高脂肪などパン中心の外国食のことだ。
食育の柱の一つは、どんなものを食べたら安全か、健康になれるかという選食能力を身につけることだ。義務教育できちんと教えてほしい。大人になっていい加減なことをするのは、食卓でいい加減なことをした結果だ。
日本人はEU(欧州連合)の人の3倍の残飯を出している。昨年、ケニアのマータイさんという環境副大臣が来日し、「もったいない、もったいない」と訴えた。日本人に忘れられた言葉だ。昔は、「米という時は八十八と書く。88の手間暇かけてお百姓さんが作った物を残すのか。」と怒られた。今はそういう教育を受けていない。これからは、「ショクイク」が大事です!
「食」は健康な体を作るだけでなく、心も豊かにしてくれます。ただ新鮮な体にいい物をとることのみならず、素材そのものを命ある物と捉え、素材の良さをより一段と引き立たせて料理をし有り難く豊かな心でいただくことが最高の贅沢なのでしょう。人間の教育にも通じるところがあるように思います。我々親が人間が生きていく上で本当に大切なことは何かを日々考え、感じて生きることが重要であると思います。そして、これからを担う子供達に本当に大切なことは何か、心身共に健全に生きる意味を教えていくことが責務と思います。