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▼飯豊町 豊中稲荷の獅子頭

飯豊町 豊中稲荷の獅子頭/
飯豊町新田の豊中稲荷神社所蔵 平成19年 飯豊町小白川の故五十嵐藤二氏の作である。

修理見積もりの為に先日入院した。

計測してみると大きい。 幅38cm 高さ36cm 奥行き43cm

小屋の渡部 亨氏の顔付きだが、五十嵐風にアレンジしている。









下顎の軸穴部が特に大きく作られているので、軸棒の位置が異様に高くバランスが不安定だ。

二本の軸棒の上の棒が傾いて口の開閉に難がある。

関係者の話では、軸棒が細くたわむので太い物に交換したらしい、塗りは福島の会津に依頼とか・・。

舌に亀裂が入り、歯に数カ所丸い穴が見えているので、中を見てみると木工ビスの穴を埋めたものが

取れたようだ。



薄目の顎の底には細かい塗面のヒビが多数見られ、歯打ちの衝撃が現れている。

そちらも補強が必要である。

連日の酷暑熱波で、作業場もウダルよう・・まだまだ暑い夏は続きそうだ。
2018/07/31 08:41 (C) 獅子宿燻亭7
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