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▼☆中央地区史跡案内板(50)〜模式的な板碑

☆中央地区史跡案内板(50)〜模式的な板碑/
 供養のために石材を板状にはいで作った塔婆(とば)を板碑(いたび)と
呼んでいる。年号が入っていて市内で二番目に古いことがわかるのがこの
遍照寺の板碑である。材質は凝灰岩なので、かなり太目であるが、山は山型
で二段の切り込みがあり、額が出ていて模式的な形をしている。
 この板碑は、遍照寺10世権大僧都法印大阿闍梨日瑜(だいあじゃりにちゆ)
の歿した寛永17年2月9日(1630)に、その菩提を弔うために建てられたもの
である。遍照寺が伊達氏、蒲生氏と相続く国替えの騒ぎのため、血脈・法流を
紛失したのを、日瑜が他国の縁故寺を尋ねて、中院流の法流を開壇し、道場
の形を整えるきっかけを作った功労者である。

平成元年度設置。平成15年度一部内容変更。(遍照寺境内)




2012/03/15 18:50 (C) 長井市中央地区公民館
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