▼上山市中山の白鬚神社の獅子頭と・・2016/11/27 18:24 (C) 獅子宿燻亭6
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南陽市からトンネルを抜けて、上山市に向かうの途中に中山地区がある。
中山地区の街道を迂回するバイパスが開通してからは、町並みを道路から見下ろすばかりだったが
起伏に富んだ地形の集落に何故か引き寄せられるものがあった。
また、それは中山の白鬚神社の獅子舞や獅子頭でもある。
平成15年開催の国民文化祭で長井市に招いた時の白鬚神社の獅子舞いは衝撃的だった。
その当時、自分も実行委員で上山市を代表する獅子舞として白鬚神社の獅子舞を推薦したのだが、
実行委員会会議での白鬚神社代表の「本当に我々が参加して大丈夫か? 」という意味不明な質疑
だった。
補足すると「おらんだの獅子舞いは其処ら中の物をボッコス(破壊する)よ」という意でもあった。
勉強不足で実際の獅子舞いは拝見せず、ムカデ獅子舞系の写真資料での推薦だったのだが、
イベント当日に実際に獅子舞いを見て初めて納得出来るものだったのである。
獅子頭も特に大型だが、獅子幕が巨大だった。
南陽の赤湯烏帽子山八幡神社の大きな獅子幕の系統で、大幕に観客を捕まえては乗せて
トランポリンのように跳ね上げるという・・。
また大獅子の大口に、幼児を飲み込ませてしまうという所行である。
また景気付けのお神酒の勢いも半端ない量で、関係者の予言通りだった。
さて、上山市中山地区公民館のHPを拝見すると、白鬚神社の「獅子担ぎ」のサイトがあったので
見てみると例祭の獅子頭の写真が掲載されていた。
すると、その獅子頭と似ている獅子頭が頭に浮かんできた。
川西町龍蔵神社の赤獅子一対と米沢市塩井毘沙門天の一対の獅子頭である。
写真を出して比較してみると龍蔵神社の獅子頭と非常に似通っている事に気付く。
如何だろうか・・?
犬川龍蔵神社の赤獅子には「高山 正則」の記名があるが詳細不明のままだだ。
中山地区公民館のHPの説明はこの通り
白髭神社は中山地区民の鎮守神として信仰を集めてきた。祭神は久延昆古命(くびひこのみこと)で和同七年(七一四年)に社殿が建設されたと伝えられている。明治三十四年の火災で社殿が焼失、昭和三十八年には国道13号の開通で参道が分断されるなど、往時をしのぶものはなくなっている。しかし、神社に奉納されている大きな獅子頭が有名。百二十二年前サイカチの木を用いて作ったとされ、重さは三十㌔もある一本造りでは国内でも最大級とされている。また、この獅子頭をやや前方に据え、前後についた綱を引き合いながら前進、後退を繰り返し、五穀豊穣を願って地区内を練り歩く御獅子様担ぎ(あばれ獅子)は伝統芸能として長い歴史を持つ。平成五年頃には御獅子様担ぎ保存会(掛入石中山宿朱魂白髭明神会)も結成され、地域文化の伝承に寄与されている
中山城慰霊・森重流砲術演武(同日開催) 子供神輿(同日開催)・・・とある。
比較してみると
獅子頭の骨格や、ヒゲや眉の巻き毛の作り等の作風が余りに似ているが如何だろうか。
後日、取材し報告の予定なのでご期待戴きたい。