▼神楽の稽古2016/09/10 07:54 (C) 獅子宿燻亭6
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日曜日11日のお祭りで披露する神楽囃子の稽古にお邪魔した。
こちらは米沢市広幡一宮神社の拝殿である。
お囃子保存会の重鎮三名と中学生小学生の女子が15名に小学生男子一人で頑張っている。
保存会設立から32年、衰退したお祭りの神楽のお囃子を継続しようと立ち上げた。
色摩利一さんが会長で、他の15名の指導者も高齢化している。
今年は子供達の参加が多くて喜んでいるという話だった。
演目は四つ
足ぞろい どんどんかいこ オッピキタイサン おおばこ・・である。
オッピキタイサンは関西で演じられていて名前が気になる。
隣の川西町堀金の熊野神社でも、この同じ名前の演目があるので興味深い。
楽器は五本調子七穴の笛だが、以前は七本調子で行なっていた。笛の音には息の強さで甲音と乙音
とに吹き分けられるが低い音で奏でられている。
その他三味線と太鼓。
太鼓は音の違いがある締め太鼓二台を用いている。
そして師匠が鉦で拍子を取ってる。
2年前には、囃子に合わせて舞踊もあったが高齢化のため廃止している。
最後の稽古日という事で各演目ごとに真剣な眼差しであるが、太鼓の男の子や笛の女の子たちは
今年初めての挑戦だという・・・憶えが早くて師匠も驚くばかりだという。
私も笛を借りて指を見せてもらい体験させてもらった。
四演目あるので高齢者ビギナーは大変だろう。
日曜日三時頃から出発の神事の後、賑やかにお休み場でお囃子を奏で地区を廻る。
提灯行列、神輿渡行と獅子廻しも行なわれて地区を賑やかに練り歩く。
拝殿には田楽提灯も制作され並べられているが、最盛期の五分の一だそうだ。
神楽囃子・・・初めて聞く素朴で含蓄のある響きである。なんとか後世に残すべき貴重な文化だ。