▼雪景色に思う2016/01/29 14:18 (C) 医療法人社団聰明会 みゆき整形外科クリニック
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早く春にならないかな、あと1週間で4月1日にならないかななんて馬鹿なことを考えてしまいます。雪のない地方の人々は本当に幸せだと思います。一昨年まではスノーボードをしていたので冬の暇つぶしになっていましたが、今は寄る年波で寒さが先に立ってスキー場に行く気にもなりません。それに初心者コースで転ぶようになってはもうおしまいだと思って、スノーボードはやめることにしました。私に残された趣味はもうバイクしかありません。You tubeなどでバイクの走る画像を見て夢を膨らませています。早く走りたい。残り少ない人生、あと何年バイクに乗れるだろうかと思うとこの雪景色が憎たらしくなります。
しかし、Face bookで私が「雪なんて嫌だー。」と書いたら、フォローしているある先生が、「私は健康維持のために喜んで雪かきをしている。」という返事がありました。なるほど、物は考えようだと感心させられました(でも、それでも雪は嫌いです)。物事には何でも前と後ろがあります。物は考えようです。
そういえば、最近は、外来で後ろ向きな患者さんが多いと感じています。以前からそういう人はいましたが、以前よりは明らかに多い。ちょっとしたことをどこまでも心配する。例えば、「お尻がかゆいのは悪い病気でもう治らないから私は死ぬんだ。」なんて感じでクリニックを受診してきます。「お尻のかゆいのなんかはそのうちなおる。」と医者がいっても、「んでもー。」(標準語では、「でもー」)とどこまでも心配する。「どうせいつか死ぬんだから心配しても始まらない。」と考える人は少ないです。「病は気から」とはよく言ったもんだといつも思っています。私も雪国に生きている人間、もう雪国で暮らすしかない人間として何とか前向きに考えて、冬の間の新たな趣味を見つけ出したいと思っています。それとも冬の間はせっせと働いて、雪のない季節は暇を見つけてはせっせとバイクに乗る。それがいいかな。