▼桐で制作2014/09/24 20:50 (C) 獅子宿燻亭3
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昨日お借りしたこちらの白鷹町の獅子頭・・・ちょっと珍しい構造
顎の真ん中、舌の根元に軸棒が通る部分があります
普通は左右の軸穴に軸棒が貫通しているのですが、下顎を支える棒も兼ねている珍しい形でした
軸棒が横にずれて外れない様に竹の栓をするのが多いのですが、こちらは軸棒の穴に青苧の紐で
留めているやり方・・こちらも稀
さらに耳をよく見ると紐を通す穴に棒を差し込んでいた名残があります
耳の裏側上部に棒を取り付け頭に差し込んでいた痕跡
当初は現在の様に紐で耳をぶら下げて、獅子舞の上下の動きにつれて耳がカランカランと
鳴らせる舞いでは無かったのでしょう
白鷹町でも最古の獅子頭といわれる鮎貝八幡宮の雌獅子の耳はやはり棒で固定されていました
萩野もそうでした
棒が破損した為の代用で、何時しか紐で下げる方法が主流になったのかもしれません
雨が降る様な話なので、午後からバタバタと荒彫り開始
まだ夏の名残の蚊が寄ってきます・・・気温が高いせいか蝉の残党も鳴き出しました
こちらの獅子頭は面長で無く面高・・・・鮎貝八幡宮は面長
同じ白鷹町でも最上川対岸同士でずいぶん違うお顔の作りですな〜
そうそう・・玉眼・・ガラスを嵌めてみました