▼浮かぶ文字の下に文字が・・2014/06/27 08:41 (C) 獅子宿燻亭3
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獅子頭を撮影した赤外線カメラ写真の解析をしていると、文字と文字の間隔に割り込む
文字に気がつきました
明治25年の塗り替えの記名以前の新調した時の記名で、現在の塗膜の下の下ということになります
なかなか不明瞭で判別が難しく、近距離からより強い赤外線を照射するように再撮影が望まれます
写真は見えやすくするように画像を反転してみました
成田の獅子頭について地元の若者が詳しく教えてくれました
獅子頭は寛政年間(1789年〜1801年)に作られたという文書があるらしいのですが
平吹市之丞が生きていた時代を想定すると寛政六年か文化三年、文政元年あたりに絞られてくるとい
う事です
何時獅子頭が新調されたかは・・いまだ謎
獅子頭に残された大昔の記録は、まだ獅子頭の頭の中に隠されています
成田の獅子頭についての謎はまだ有ります
成田の獅子頭とお大般若600巻が南陽市宮内の熊野大社へ譲渡されたという記録が有ります
以前熊野大社にて置賜の獅子頭展を開催した際にその成田のお大般若600巻が一緒に展示されたので
す
成田村から譲渡されたという文言もあり確かなものですが、残念ながら獅子頭は行方不明
昨年8月に開催された旧の七夕の伝統行事の復活に市内から集めた個人所有の獅子頭30点
の中に小振りな成田風の獅子頭もあり、その獅子頭の事であった可能性も考えられます
この獅子の眉毛は成田より飯豊の椿の獅子に似ておるような気が致します