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▼大正大学生のフィールドワーク

大正大学生のフィールドワーク/
昨日から大正大学の学生たち(1年生)30名が長井市を訪れている。長井市とレインボープランを舞台としたフィールドワーク。朝日連峰の麓の村とその前にひろがる見渡す限りの水田風景。流れる空気にもどこか緑の香りが含まれている。

この山間の里からは一万年前の石器が発見されている。以来今日までこの地で数百回の世代交代が行われてきた。
山と水田と村人の暮らしを説明しながら、学生たちに考えてもらっている。
連綿と続いてきた「地域のタスキ渡し」・・・何を願いながらのタスキ渡しだったのか。
そして今、一見豊かに見えるこの村は、急速に衰退に向かっている。同時にそれは日本の食糧生産基地の衰退でもあり、人々は空腹を我慢できないことを考えれば、この衰退は国の自立の危機でもあることを。
首都圏で育った若い学生たちには、大学の教室では話してきたけれど、現場を見ながらの話しは衝撃的だったかもしれない。でも彼らが未来の創り手であることを考えれば、知っておいてほしい現実だ。なおこれからも首都圏で暮らす青年たちならなおさらそう思う。



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