▼◆信濃鶴 蔵元訪問記その1◆2013/05/16 20:08 (C) まるはち酒店
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中央アルプスの険しい山々が連なる伊那谷(いなだに)にある山麓の町、長野県駒ケ根市に醸出する全てのお酒が純米吟醸、しかも使用している原料米は地元の美山錦だけという信じ難いような事を地で行く蔵元がある。
酒名を信濃鶴(しなのつる)と云い、近年までその殆どが地元で消費されていた隠れた銘酒。
そんな‘地酒の中の地酒’と呼んでも過言でないお酒との衝撃的な出会いを経て、その抜群の香味と酒質の高さから今や当店にも多くのファンが居る銘酒である。
風薫る五月、冬場の過酷で長い造りを無事に終えたお蔵に専務で杜氏の北原岳志氏を訪ねた。
この蔵の凄い所は‘地の米だけで香り高い純米酒を醸す’というシンプルなポリシーを貫いている事で、その成果は平成に入ってから全国新酒鑑評会で五年連続金賞という栄光に甘んずることなく鑑評会では絶対不利な美山錦の純米酒で平成15年からチャレンジを続け二度金賞に輝いているのである。
そんな前人未踏の領域に自ら望んで邁進する北原杜氏が醸す酒は‘果実のような美しい香りと軟らかな旨味が織り成す絶妙の美酒’。
そしてこの純米酒が普通酒並の価格で流通しているという信じがたい事実。
ご案内頂いたお蔵の内部は造りが終わり酒造道具が整然と片付いたご覧ような状態で静寂に満ちておりました。
大正九年に建てられたというこの蔵から生まれる美酒‘信濃鶴’はこの先も確実に進化を遂げ近い将来必ずや全国の酒徒垂涎の一本となる事でしょう。
今回の訪問はそんな前途を予感させる一時でありました。
(次回駒ケ根グルメ編へ続く)