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▼今月展のみどころ〈4〉

今月展のみどころ〈4〉/
これまで開館15周年記念展「山形・天童×広重・浮世絵」のみどころをいくつか紹介してきましたが、今日は“広重の名作”をおすすめします。

写真を見ていただくと、誰もが一度は目にしたことのある作品が並んでいます。
広重の晩年の大作『名所江戸百景』から「大はしあたけの夕立」と「深川洲崎十万坪」です。

当館のパンフレットやチケットを見たお客様から「この作品は展示されてないんですか?」という質問をよく受けますが、毎月作品の入れ替えをしているため(1作品あたり年1回の展示)、パンフレットに載っている作品でもいつでも必ず見られるというわけではないんです。
そんな2点が今月は並んでご覧いただけます。

「大はしあたけの夕立」は、雨を表現する線の繊細さと色の濃淡による空気感に注目です。音や湿度をイメージしながらご覧いただくと、より深く楽しめると思います。
「深川洲崎十万坪」は、上部には羽を大きく広げた鷲を画面いっぱいに描き、その眼下にはうっすらと雪の積もる大地を描いています。この作品は、大空を舞う鳥になったような気持ちでご覧いただければと思います。

29日までですので、どうぞお見逃しなく!


開館15周年記念展
【山形・天童】×【広重・浮世絵】
10月29日(月)まで開催中!(火曜日休館)
2012/10/12 15:45 (C) 広重美術館
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