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▼毎春恒例の「白鷹山(虚空蔵山)994m」登頂でした。

毎春恒例の「白鷹山(虚空蔵山)994m」登頂でした。/
さて、今朝は晴れた!

というか、日曜は高気圧に覆われた一日となりそうだったので、
毎春恒例の「白鷹山(虚空蔵山)994m」登頂をしようと、昨晩から準備していた。

目的は、猟を含む冬季間の山遊びの安全祈願とか、
子供や孫っ子、犬っ子を含めた家内安全とかのお礼に加え、
春以降の山遊びや家内安全を祈願するためであり、
山頂の社にお参りをした後、供物として持参した酒を
東西南北の四方に撒いて山の神に捧げるのである。
ちなみに、日本五大虚空蔵のひとつとされる「福満大虚空蔵尊」がある。
左は山頂の社。右は山小屋で泊まれる。


基本装備は、ゴム長(バーバリアンチーフテンby弘進ゴム)、
輪カンジキ(飯豊町岩倉I氏作)、6本爪アイゼン(montbell)
ゴアのパンツ(米軍払下げ)、ゴアの手袋(ホワイトウォーター)、
ウールシャツ(Pendleton)、夏用ベスト(North)、ウインドブレーカー(North)、
度付きサングラス(Oakley)、ウールキャップ(Pendleton)、
ウールフェルトの大きめザック(shidareo自慢の手作り)、
一眼レフカメラと換えレンズ(Canon)、7mmロープ15m(Mammut)、
剣ナタ(月山和久)、地図、シルバーコンパス、予備食、
軽めのセーター1枚、ミネラルウォーター200ml、ファーストエイドキット、
犬っ子達のオヤツ...... and so on.

メンバーは、犬っ子ケンタ(兄6歳)、モッチ(妹3歳)、
カミさん(年齢不詳)、それに私(57歳)の、いつもの4名である。

さてさて、少しは雪も固まって歩き易くなっているだろうと、
冬季間しかアタック出来ない近道ルートを開拓しようと思ったのだが、
なんのなんの・・・雪の表面が僅かにクラストしてるものの、
中はほぼパウダースノーでズブズブぬかる。
日差しが強いのに、温度計をみるとマイナス10℃である。
雪はパウダースノーのまんまで一回も融けてないのである。

っという事で、輪カンジキを履いて膝まで抜かりながら
先ずは緩斜面をラッセルして登り始め、後にカミさんが続く。
犬っ子達も、雪面の僅かなクラストに戸惑いながら、
ズブズブと登って行くが、普段よりはスピードが遅い様だ。
今日がお初の開拓ルートでもあるし、こんな深いラッセルが続く様だったら、
登頂までは無理かなぁ?、行ける所まで行ってみるきゃないよね・・・などと
カミさんとしゃべりつつ、進む。

いよいよ、今日の一番キツイ登りに入る。
日差しもあるので気温はマイナス5℃に上がる。
頂上まで一本で連なるなだらかな稜線に出るまでの区間の
急な肩であるが、斜度は平均で40度ほど。
杉や雑木が生えているので、それに掴まりながら一歩づつ高度を上げる。
場所に拠っては、ラッセルは太腿や股を超えるし、
輪カンジキを斜面に蹴り出し(キックステップ)て一旦足場を作っても、
その上さらに膝をぐっと前に出して雪を潰して空間を作らないと
次の一歩が踏み出せない。
もちろん手も使わなければならない場所も多くなり、
4足歩行に近くなるので、ほぼ全身運動となる。

こんなラッセルを一時間ほど続け、高度を上げて行くと、
木々の間から、↓↓↓霊峰月山や

↓↓↓蔵王連峰が一望でき、なんだか・・・今日を撰んで良かった!という感じ。

(↑左のピークから、三宝荒神1703m、地蔵岳1736m、熊野岳1841m、刈田岳 1758mと続く)
さらには、↓↓↓典型的な扇状地である山形市内を眼下に捉える事が出来た。

(↑左のピークから、宮城神室、山形神室1344mである。)

モッチ(妹3歳)は、兄ちゃんよりもリーチが若干短めなので、
こんなパウダースノーの斜度40度の斜面だと、場所に拠っては、
登れなくなるので、時々抱っこして、クリアさせる必要も出てくる。
ま、トーちゃん&カーちゃんの心配をヨソに、本犬はスコブルご機嫌である。


そうこうしていると、少しずつ山頂が近く見えて来たので、
なんとか登頂できそうな気になり、さらに頑張る。
でも、ピークは、谷を挟んで向こう側なので、その源頭部の上の稜線を
丁度180度ターンする感じで巻いく必要があるのだが。

山頂近くになると、大きなブナのコブがお出迎え。

登りは約2時間半強、下りは約1時間半弱、合計約4時間の雪中行軍。
やはり、夏季のおよそ2倍の時間がかかる様である。

帰路、狐越街道から北蔵王山系「雁戸」がよく見えた。

▼雪中行軍

カンジキもピッケルもなしで、ケンタちゃんモッチちゃんは急斜面を登ってしますのですね。
このごろは洋服をきた小犬にであうことが多くて、頼もしい犬には会いません。雪にまみれながら泳ぎ回る姿をみるのは楽しいことでしょうね。
私もまじっている雪山遊びの様子が知人のブログにアップされてますので、ちょっと覗いてみてください。日光の社山、八ヶ岳などに重装備のジッチャン、バッチャン組のひとりとして出てます

「デイダラボッチの山日記」です。
2012/03/05 10:49:mim

▼楽しそうですね!

mimさま

さっそく拝見させて頂きました。ありがとうございます。

皆さん本当に楽しそうです!
それに、山の経験をしっかり積まれた方々ばかりで、安心ですね!
おっしゃる通り、装備も充実ですし、おまけに皆さんカッコいいです。
八ヶ岳はもちろんですが、日光の社山もかなり冷えるんでしょうねぇ。

以前飼っていた「モモ(柴)」とは蔵王や月山にも登ったし、
大鳥池キャンプや一緒にスキ―も滑ったし。
ケンタ&モッチには、今は主に猟に付き合ってもらっていますが、
老犬になったら、たまにはリード付けての登山も良いナ。
その際には、有名山などの登山道でもOKでしょうから。
2012/03/05 21:41:shidareo
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