ヤマガタンver9 > 精妙な寒気

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▼精妙な寒気

精妙な寒気/
日本列島を寒気が覆い、そしてそれが居座っているらしい。
各地での大雪のニュースが流れる。

この辺はどういう訳か今のところ優しい降り塩梅。
正月頃は参ったが、今回の寒気は雪が割と少なくて助かる。

先週の寒の緩みに積雪は半減し、最近の雪は箒で掃けるほどの軽くて乾いた妖精だ。

今日も朝から降ってはいるが、休んだり降ったりを繰り返し、積雪は多くない。


寒いし、出かけようとすれば降り出す悪戯な雪に炬燵の番を続ける訳だが、
喰っちゃ寝では政治家みたいに腹がでかくなりそうなので、犬コロに連れられて散歩。

ホームセンター「ムサシ」で買った、顔から頭までをすっぽり覆えるマスク?
マニアックに言えばバラクラバーってなものをかぶり、その上にシャッポを乗せる。
真岡のmimお姉さまから頂いた外套を着込み、それはそれは物々しい姿で出かけるのである。

いつもの通りブドウ園まで。


舗装道路から外れブドウ園に向かう俺が除雪している道には、今回の寒波による新しい積雪が25センチくらいある。
冷える日々が続いているので、重さを感じないパウダースノーである。
長靴で、まとわりつく重さを無視して歩ける。
楽なものだ。

アッシがからみつき、ズボンが雪だらけになっちゃうのだが、寒さで溶けないから冷たく感じない。

写真の奥の方に見えるブドウ園の雪も、今のところは何とかなりそうな気配だが・・・・これからの天気が心配でもある。


この辺じゃ珍しく、マスクの口元がガリガリに凍り、まつ毛が白くなった。
長野の高原か北海道みたいだ。

こんな冬は、この山形のこの辺では珍しい。



誰もいない山間の大地。

自然の音以外何も聞こえず、静かで・・・・清らかで
奥羽の山脈をくりぬきその向こうが見えてしまうかのような、超能力的な神秘を感じるのではあるが・・・・
実のところ、当然ではあるが、山の斜面に生えた木が見えるばかりで、千里眼のように向こう側が見えたりするはずもない。

しかし、そんな気分にさせてくれるのだから気持ちが良い。

凛と冷え切った乾燥した空気。


午後からの散歩であったが、動物たちの足跡は日中の雪に消されたのだろうか、全然見当たらなかった。


心地よい。

こんな冷気の中、生きる意志を失った人間が大地に倒れたなら、たちまち大地に帰るのだろう。
この中を動物たちは生き延びる。
耐え凌ぎ春を待つ。


素晴らしい、神秘の世界だ。

うつくしい

▼こっちも

冷えてるよお。
真冬日が続いてるなんて、めずらしいわ!
会社にこもって、ひたすらPCに向かう日々。
サクラもさっぱり散歩しようとしないし、運動不足だ(メタボヤバイ
2012/01/27 18:29:タッシー:URL
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