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▼儲けと票田と天狗の国

なんとなく、ボヤ〜ッとだが、山の秋色はだんだんと里まで降りてきた。

なんだか、いつもの年より季節の移ろいが遅い感じだ。
春の雪解けが10日位遅れたのだが、秋もそれだけ遅いのだろうか。
だからと言って、降雪が10日遅くなると言う訳でもなかろう。

冬の準備は早めにしなくちゃならん。
いきなりの降雪に、機械やら道具やらが埋まってしまったら大変だ。
が、まだそれまでには1か月はあろう。

さて、「儲けと票田と天狗の国」とした訳だが。

これは、ある一定以上の収入や資産があったり、或いは、ある職業に就いた人々で、主に我々の事を、一般民衆、国民の皆様などと言い、自分たちと区別している人達の事である。

まあ、全てがそうではなかろうが、俯瞰してみれば、天狗の様な鼻の高さが俯瞰地図の高い山のように乱立して見える訳である。



東日本大震災では、大切な人の命や想い出、家やその他多くのものを失い涙する人々。放射能の危機から逃げる人々など、多くの不幸の中で、力を合わせ助け合う人々の姿が報道され、或いは直接触れ、ボランティアの活躍や自衛隊、消防、警察の困難を極める活動により、おいら達は時を過ごしてきた。

近畿地方の台風水害であっても、過去の新潟中越地震であっても、そのほかの災害の中で、いち早く採算度外視での救助、救援、募金活動が行われた訳だが、
そこに、儲けと票田と天狗の国の、鼻っぱしの高い奴の姿は無い。


日々明らかになる情報では、東電原発事故の折、東電や国の、被害住民の命や財産の保持などに向ける想などこれっぽっちもなかったのではあるまいか、という姿勢が暴かれ、その都度怒りがこみ上げる。

奴らは、自分の保身だけに動いていた訳だ。
その僕(しもべ)も同じことをしていた。防護服に身を包み、90μSv/hを超える地域の住民に、分かっていて何も知らせなかったのだ。
子供だってそこにはいた訳である。

まるで、原爆を落とした国の軍隊が、落とされた国の住民を実験動物として調査しているかに見える。

ここって、日本国だよな????
どんな国な訳だ??


俺たち民衆は、この国家に不在である。

必要なのは、票な訳で、国民ではないのであろう。

必要なのは、税収というお金であって、人間ではないのであろう。

必要なのは、指先一つで使い捨て出来る労働力であって、国民ではないのであろう。

必要なのは、会社をでかくし、私利財産を増やすために、利益を吸い上げる獲物であって、消費者ではないのだろう。

必要なのは、自分が喰える豪華な食事や酒であって、日本の農業ではなかろう。



公務員宿舎・原発やらせ・大企業の不祥事・未ださっぱり前に進まない被災地復興。


そりゃそうだ、奴らは自分の事しか考えていない。

復興や原発問題で、どう票を集め、どう儲けようか、それしか考えていない。

TPP問題も、問題じゃないのだ、票がとれるかどうかを測っているだけなのさ。

日本中の原発再開を虎視眈々と狙ってる。
民衆の大多数は反対なのに、そんな事は関係ないんだってさ。
お金が儲かりゃそれでいいらしいよ。

国民は、命を担保に電気代払って、電気生活を送る訳だ・・・
エコとかなんかに踊らされて・・・・

あはは、・・・・・・
何書いてるか分かんなくなっちゃった。

まるでお笑い国家だ。
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