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▼置賜ボランティア研修会にて

東日本大震災をうけて、全国各地、さまざまな団体・組織において防災意識がピークに達しています。
 
そんな中、これまで避難者受入れや被災地支援などでいっしょに活動してきた地元社協さんより案内をいただき、長井を会場に開かれた置賜ボランティア研修会に参加してきました。
 
参加者は置賜管内のそれぞれの社会福祉協議会と関連のある、福祉関係のボランティア団体が主で、私ども青年会議所は“異色”であったかも知れません。
 
そんな年に一度の研修会のテーマが災害支援どまんなか。
 
前半の基調講話は「大震災から学ぶボランティアの役割について」。講師はNPO法人ディー・コレクティブの千川原さん。昨年来、折に触れて何度かお会いし、その度に被災地支援について情報をいただいてきた方です。
 
発災以降は被災地を駆け回り活動し、今も週の半分強は南三陸町と塩釜市で支援活動を行っているとのことでした。
 
昨日までその人の財産であった家や車、思い出がたくさん詰まった家具や日用品がある日を境に“瓦礫”と呼ばれてしまう・・・。
 
これまでに多くの方がボランティアとして現地に入り、たくさんの支援をしてきたけれども、
 
作業で扱うのはただの瓦礫ではなく、その人の思い出がたくさん詰まったものなんだという心遣い、配慮があってはじめてボランティアが成り立つことを再認識させていただきました。
 
そして被災された方に対しての心のケアとあわせて、支援するボランティアの方のケアも大切ということをお話しいただきました。
 
支援したいというボランティアを中心とした支援力が重要であると同様に、支援を受け入れる体制の構築や円滑な運営と言った“受援力”もそれ以上に重要で、復旧・復興のスピードに大きく関わってくると言うお話しは、各地の復興状況を如実に表していると思いました。
 
 
後半のパネルディスカッションでは、パネラー3人のそれぞれのボランティア活動を紹介していただき、実体験に基づいた問題や課題が浮き彫りになったように感じました。
 
未だ復旧段階にある被災地、復興には程遠い現実を直視しながらも、半年後、1年後をイメージしながら支援は続きます。
 
私達青年会議所は、その中になって何を担うのか、どの分野に注力すべきか、検討・模索しながらも活動を続けて行きたいと思います。
 
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