▼雨・・・・・ニコ・シロへ2011/06/26 20:06 (C) 山の仙人になりてーなぁ〜
▼此岸から彼岸へ…今生を懸命に生き
彼岸へ渡ろうとしている君 もし、その時が訪れても 心配いらない 渡しの船頭さんは きっと優しいよ 虹の橋の袂の番屋では ちゃんと名前を言うんだよ さすれば 先に彼岸におる仲間も 駆け付けるであろうよ 愛された君に 奇跡がおきる事を皆が祈っているけれど ただ見守る事しか出来ない ただ今は 安らかに過ごせますよう 2011/06/26 20:51:麦チョコ
|
▼100advertising▼ranking
|
(C) Stepup Communications Co.,LTD. All Rights Reserved Powered by samidare. System:enterpriz [network media]
|
身体を休めるにはいい一日だった。
サントリー角瓶が3日で空になった。
今日あたり、ブログで知り合って、未だお会いしたことがないmasterさまのところへでもと思ったのだが、
ニコが心配と言うか・・・で、連絡も差し上げず、家族が公民館行事に出かける中、一人でボーっと過ごした一日である。
昨年川の向こうへ行ってしまった友がいるのだが、
脳幹に腫瘍が出来、然ばとなってしまった。
覚悟がない別れだったので、心が痛むというやつだが。
ニコ・シロも、薄れゆく意識のなかで、懸命に尾っぽの先を動かしたり、耳をわずかに動かす。
瞳はもはや動かない。
何も受け付けない。
それでも生あるその生を精一杯に俺たちに向ける。
逝った友の最期の頃と重なってしまい、
オイラはこの歳にして、その姿に、涙及び鼻水が地べたに滴ってしまう。
カミさんや子供たちは、鬼のマタギ、ケダモノの命取り、クマ仙人のその姿にビビるのか、笑うのか・・・・笑うしかないみたいな感じである。
あはは・・・・
家族が、玄関の君のところへ行くと、すすり泣きが聞こえてきちゃう。
君を愛しているんだよ。
目玉も動かせない、尾っぽを僅かに動かすだけの我が子に、
舌で毛づくろいできない代わりに、それ以上のマッサージと暖かいタオルで拭き掃除。
綺麗であるよ。
美しいよ。
別離は近い。
この歳にもなれば、彼岸の友の紹介も多くなる。
君の兄弟から、仲良しポチの身内。
飼い主になってくれる俺の親友からなにやかにやら賑やかである。
今は苦しそうもなく、ただ安らかにある。
苦しそうでもなく、安らかだ。
俺の驕りで安楽死などさせなくてよかった。
本当によかった。
そして君に出会えて感謝する。している。
きみから与えられるものは大きく、重く、美しい。
君がここにいるうちに、君に記す。
kuma仙人より
追記:ニコシロの寝ている玄関の、シロの頭の上にはタヌキの置物がある。
そのおでこに「けががなおりますよに」と、覚えたての下手くそなひらがなで書かれたメッセージが張り付けてあった。
君や君たちのおかげで、どうにか子供たちは素敵に育っているよ。
ありがとう。