ヤマガタンver9 > 水鏡のごとく。。その5

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▼水鏡のごとく。。その5

水鏡のごとく。。その5/
納棺の日、佐知子の妹の
和子に異変が起きた。

和子は、霊感が0では、無い!入院先で夜、天井から
無数の子供の手に掴まれ
そうに、なったり、
エクトプラズム的な、
もやもやしたものを
夜中に金縛りの最中に
感じたかと思ったら
それが、人の形になり、腹の上に上がられたり
などの体験がある。

その、和子に。。異変!
何者かに頭を掴まれた様な感じと、
ムカムカと
ずーと、気分が悪くなりっぱなしの感じ。

薬を飲んでも治まらず
それは、父さんが
納棺の際までに
続いた。

いざ、納棺の時には、
柩の中に遺体を入れようとしたら組んでいた手が
ほどけて
係りの人がいくら、手を
組ませても、組めなかった。

佐知子は、それを見て、
父さん、あの世に往くには手を胸元で組んで往くんだよ。
しっかり 。ね。

佐知子は、語りかけながらそっと、再度、手を組ませた。

父親の手は
亡くなってから2日も経っているのに、全く、普通と変わらない柔らかさである。
しかも、あんなに、
係りの人が
手を組ませることが、出来なかったのに、
すんなり、 組んだままになり、あとは、
けして、ほどける事が
無かった。


〜 更に、続く〜
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