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▼共に、東日本!  安心・安全・・・

3月11日が昨日の事みたいに思い出される。
鮮明に記憶していて、東日本の俺たちには風化させられない出来事である。
東日本大震災&FUKUSHIMA  福島は今やHIROSHIMA,NAGASAKIと並びアルファベット表記となった。

地震が続く。
あちこちに散在する脆弱な原発は、この程度の余震で電源を失い、非常時オプションに頼る。
この程度で非常装置に頼るなんてさぁ、おかしいですよね。
震度5で、電源を喪失・・・。俺んちよりチャチな作りもんだ。
笑っちまう。

だから、原発、いらね!!!
やめてくれ!!
悪魔と契約はしないんだ、この国は。
人類は!!!

声を大きく言おうじゃないか。
原発はいらない!!!

経済・・・??そんなもんは知らん。
つつましく幸せに暮らせる国なら、それでいいじゃん。
医療が整い、子供はそこそこの教育を受け、星を眺め、空を眺め。ノンビリ暮らす。スローライフというやつだ。
俺んちみたいな生活だよ。

俺が言いたいことや、想像してる事の殆どは、この先生と同じだなぁ。
お百姓さんのオイラって、何者?と自分で思うほど、この先生の意見にうなずいちゃうぜ。武田邦彦のブログ
おもしろい事がいっぱい書いてある。
子供を持つ母は、参考までに目を通して見て下さい。
父だって見て下さい。
そして、鵜呑みにせず自分で判断し、行動してください。一つだけを勉強しないで、沢山知識を仕入れてくださいな。そうすれば、割と真実に近いところがおのずと見えてくる。


「安心・安全」という言葉があって、おれはもともと嫌いなコトバなんだが。
だいたい、嘘っぽい。
「安心じゃない、安全じゃない」ものが対比にあって意味を成す言葉であるが、
普通、スーパーやお店に並ぶ喰いもんで、危険なものが並ぶのか??(たまに毒餃子なんてあったが、あれは例外)

「安心・安全」には、政府の農薬や肥料の基準を守ったから、という意味や、有機農業だからとかいう意味なんだろうけど。危険という対照する食品が存在しえないから、かなりいいかげんで、胡散臭い表現であると思う。

だいたい政府の安全基準、農薬使用基準なんて、調べて頂ければ分かるが、結構あほらしい基準なんである。そりゃ毒は毒であるが、人間が喰う前に、自然がダメージを受ける。それをしておいて、安全なんて言えないでしょ。

でも、言っちゃってる。人間本位の嘘っぱちなのであると、俺は考えている。
危険だけど、じっかりした管理をして、とりあえず人間が喰う分には大丈夫、って事でしかないのである。
モノを売るのに都合がいい言葉なんだよね。

俺の農業は、前にも書いたけど、未来を楽しみたいから。
だから、俺の農業をやっている。(長くなるので、ここに内容は書かないが)
結果的に、やさしい食べ物が作りだされる。
未来を守りたいために行う生活から生み出される副産物が、俺の農家の品々なのである。
有利販売や差別化を狙う農産物ではないのである。

多くの品々が、どうも有利販売、差別化を狙う目的で「安全・安心」と言われ、
俺は、その言葉が嫌いになってしまった。
どこかのJA、農業団体は、放射線の規制値を緩めないと農産物が売れない、と国に詰め寄ったそうだ。確かに農家にとっては死活問題であるが、それが危険であっても販売したいのならば、そこに農家の誇りはない。
バカな田舎親父の幼稚な経済理論をかざす暴挙であろう。
そんな連中に、fukusima東電を批判する資格などない。

規制値を緩和し、規制値をクリアーすれば安心・安全だと言って売れるからである。
しかし、放射能にあっては断じてその規制値を緩和するなどあってはならない。
そもそも、自然界とある種の医療行為以外の被ばくを、我々人類は許していないからである。


俺は、俺の作ったものが毒ならば、そんなもん人に食わせたくない。
それが、百姓だ。

原発も、これに似る。
経済、儲け優先の生活に、嘘は必須である。
嘘を、嘘にしないために存在する安全基準。

それはさ、悪魔との契約なんだよ。
農薬も、化学肥料も、全否定はしないし、俺だって使う。
けれど、よく理解し、使わなければいけないのである。
叶うならば、生活のすべてをよく理解して生活しなければならないのである。
難しい事だが、生活が単純なら、その修復を他人任せにすることもないだろう。


さてさて、こういったことを詳しく書き綴ると、かなりの厚みを持った本になってしまいそうなので、このへんで簡単にやめておこう。

だいたい、ちょこちょこと地震が来ては、家をミシッとやるものだから、なんだか落ち着かない。

あれから1月目の夜である。
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