▼3月22日(火) 曇りのち晴れのち雪2011/03/22 23:26 (C) ★ 蕎麦屋の冒険はつづくのか?ぞーこー太郎は奮闘するのか?2011..
▼参考になりました。こんにちわ。
現在、清涼院に知り合いの方一家が寝泊りで避難しており、24日に出きる限りの物資を届けたくて清涼院の情報を探しておりました。 はたからみたらあたしも自己満足とか部類に入ってしまうのかと不安と悩んでいましたが、改めてあたしができることをしていこうと思います。 優先順位で何が必要とされているのかお聞きしたいです。 今、生活物品、下着類、保存がきく食べ物を集めている最中です。よろしければ詳しく教えてください! 2011/04/13 11:31:chisanva
▼RE:chisanvaさま書き込みありがとうございます。
ええと、清涼院さんに避難している方々が何を求めているか、 すみません、今の私にはわかりません。 情報収集してみますので、ブログ右側の一番下「問い合わせ」にご一報頂きたく存じます。 あと、自己満足についてですが、それ自体について悩むことは無いと思いますよ。 どんなに献身的とかボランティア精神とか言っても、 自分が満足感を得られなければ出来ない行為だと思っています。 相手に喜んでもらえて、自分も嬉しくなれれば最高じゃないですか。 問題は、自己満足の結果が相手にとってどうなのかを絶えず 自問自答出来るかどうかということと、それを実行に移すか移さないか熟慮することだ思います。 手を差し伸べるのも愛だし、敢えて遠くから見守るのも愛ですよね? 2011/04/14 00:26:ぞーこー太郎
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どーもっし、ぞーこー太郎です。
気仙沼への物資運搬のレポートです。
昨日の記事で、行き先を「青龍寺」と書いてしまいましたが、「清涼院」の誤りでした。
お詫びして訂正致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8:00 伊佐沢自宅出発
8:30 長井市寺泉カンノ家に集合。物資続々と集まる。
米、ガソリン、軽油、灯油、水、缶詰お菓子等食料、餅、ほうれん草、りんご、卵、味噌、衣類、タオル類、毛布、木炭、ガス缶、カセットコンロ、長靴、など。
1.5tトラック満載。タイヤの調整もしてもらって足元も万全に。
自分たち用の弁当に、大きなおにぎりとたくあん、水筒を準備してもらった。
雨が降らずに何よりだった。
10:00 長井出発
運転手 歌丸久保和尚 助手席 ぞーこー太郎
フロントガラスに「緊急車両」の通行許可証を張る。これにより、一般車両通行止めの高速道に乗ることが出来、かつ通行料金無料である。
12:30 仙台入り。時折道路がでこぼこ。
東北道から仙台北部道路、そして三陸道路を石巻方面へ。
14:00 石巻河南ICを降り、カンノさんのご友人に一部物資を渡す。
市街地は見た感じ全く被災の様子が見られないが、電気・ガス・食料がないらしく、灯油や食料(米、餅、ほうれん草、惣菜)が有難がられた。
避難所よりも個人のほうが物資の乏しい場合があるのは事実みたいだ。
ただし、精神的にはやはり自分の家のほうが安らかに過ごせることは間違いと思われる。
また、古着のジャンバーコートについて、出発前に持って行くか行かないかで少しもめた。
支援物資の衣類は古着不可と聞いていたからだ。実際に貰い手がなく、結局ごみになるだけの場合が多いらしい。しかし、要らなかったら持って帰ればいいからと、積んでおいたコートが、ここでお会いしたご友人の娘さんに喜ばれた。薄手のジャージしか身に着けておらず、寒くて困っていたとのこと。ここでは古着のジャンバーコートは吉と出た。
14:30〜 石巻を出て再び三陸道で気仙沼方面へ。河北ICを降り、R45で東上。
田んぼが広がる風景を通り過ぎ山道に入る。
トンネルを抜けて志津川町に入った途端、絶句。
突如現れる津波被害の風景。助手席でシャッターを切りながら通行。
潮の香りと静かな太平洋が妙な感情を引き立たせた。
自衛隊車両、消防車、救護車、報道関係者多数。北海道、静岡、山梨、埼玉、沖縄、名古屋、品川、など津々浦々の自動車ナンバー。
また、ほんの何メートルかで、瓦礫の山と無傷の家屋が同居している。
不思議な風景が続き、30分も眺め続けると感覚が麻痺してくる。
杉林の木々にいろんなものが引っかかっていた。ところによって携帯圏外。
こちらの準備不足で、住所が分かっていても、肝心のお寺の位置が分からない。馬鹿なことだ。が、途中通りがかった中学校の避難所で聞いたら、偶然気仙沼方面に戻るという(多分)市職員の方が車で先導してくれた。恥と感謝。
16:00 気仙沼市本吉町の曹洞宗寺院「清涼院」に到着。
なぜここかというと、久保和尚がSVA(曹洞宗ボランティア会)を通じて、事務局の方から、搬入先に清涼院を指定されたためである。
途中、避難所が何箇所もあったから、どこに荷を下ろすか、誰に届けるか、大きな問題だと思った。
ここでは、寝泊り避難者が20〜30人、通いの方(食料などの物資を受け取る)が350人くらいだそうだ。夕食の炊き出し中だったが、荷降ろしを掛け声ひとつで手伝ってくれた。淡々と静かなときが流れていた。
ガソリン、軽油、灯油、米、調味料、長靴、ほうれん草、卵、餅が特に喜ばれた。
衣類は間に合っているとのこと。水も給水車が回ってくるのでここには不要だった。衣類も水も、必要なところはあるだろうが、届けるにも見当もつかないため、すこし無駄だった。
精神的高揚は我々運ぶ側のみの感情である。
17:00 清涼院出発
トラックも軽く、心も浮かれた。
帰りは道を変えて、R398を東へ。
登米市〜栗原市〜R4〜古川ICで東北道に乗る。
5箇所くらいで、GS給油待ち渋滞を目撃。この夜から明日の開店まで車内で夜を明かすのだ。しかも無人車両も多数。山形市内の車列には警察官が駆けつけ、無人車両にバンバン駐車違反切符を切りまくっていた。高いガソリンになるだろう。
21時過ぎ 寺泉カンノさんちに無事到着。
ノンストップ無休ドライブで早かった。一服頂き報告。
22:00 雪が降るなか、伊佐沢に帰宅。すみません、ビールを飲みました。
〜反省と感想〜
○今回の物資運搬は、まったくの個人の思いつきが寄り集まった行動であった。とにかくGO!という勢いありきの行動だった。急な呼びかけにも関わらずたくさんの物資が集まり、それらが確かに喜ばれたことには間違いはなかっただろう。しかし次回からはもっと慎重に、計画的に事を行わなければならないと思う。例えば○○の○○さんが困っていると確認した上ならば、今回のような瞬発力のあるピンポイントでの行動は有効だろう。しかし、道に迷ったり、物資のミスマッチがあったりと、先方との連絡が不十分である場合には、葉っぱ塾のヤギおじさんが関わっているような、組織だった、無駄のない活動をしなければ迷惑行動に為りかねない。燃料は豊富ではないことも重要だ。
○自己満足や自己陶酔を自覚すべし。野次馬根性と精神的希求を自重すべし。
なぜ行くのか、何を持っていくのか、熟慮すべし。
利他行は自利行である。全ては自分のためである。
そのことを忘れてはならないのではないか。
最後に、急な呼びかけにも関わらず、すぐさま応えて物資を届けてくださった有志一同の方々に感謝申し上げます。