ヤマガタンver9 > 白い大地

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▼白い大地

白い大地/
白鳥が田んぼにいた。
朝の、堅雪散歩にポチを従えて、家から1分の距離である。
というか、家から見える所であるが、用水に木などが詰まって冠水した田んぼである。
まあ、あれは間近で見るとかなりでかい鳥である。
獲って喰ったり出来ない保護された鳥であるが、もし食べれるなら1匹でかなりの量の肉がとれそうである。

ポチはあんまり興味を示さないが、白鳥の方はそうはいかず、ポチの接近に緊張している。
おいらも、遠慮なく近づいたのだが、相当近距離まで近づけるのである。
餌付けや保護などで、人間慣れしているのだろう。

ポチが近づきうっとうしいのだろう、飛んで行ってしまった。

しかしまあ、奴らの足はでっかい。
クマよりでっかい足跡である。
もっと間近で見たなら、ポチなんか逃げ出しそうである。
昨日も来ていたのだろう、古い足跡がある。
よちよち歩いて、向きを変えダッシュして飛び立った跡である。

ダッシュの跡は、ダチョウか何かが走ったみたいな跡である。
突然その先から足跡が消える。
ダッシュした跡だけの足跡を見て、その先忽然と消えるのを見たら、
「これは一体何であるかぁ?????????恐ろしやおそろしや」
となりそうである。

堅雪は気持ちがいい。
2.5キロほど歩きまわり、秘密の流れや、クレソン畑などを楽しんできた。
白い大地にポチがぽつんといるだけである。


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