▼スバルサンバー 赤帽専用車2011/02/20 01:04 (C) 居酒屋 銀次郎
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以前トラック運転の仕事をしてたとき、同僚の赤帽さんが「赤帽車はエンジンが違う。ヘッドも赤いんだ」と聞かされ関心はしたもののどうも半信半疑でした。そんな言葉をふと思い出しちょいと調べてみました。
ありましたね、赤帽のHPにもしっかり記載されていました。
wikipediaより一部抜粋
赤帽が開業当時、軽自動車がまだ非力な車で耐久性もあまり高くなかった為、赤帽の組合員から「普通のエンジンでは赤帽の業務に耐えられない」という意見が出され、耐久性能や出力を上げた赤帽専用車両の製作を自動車メーカーに依頼したが、まだ小規模であった為に取り合ってもらえなかった中、唯一前向きな姿勢を見せたのが富士重工であった為とされている。
赤帽専用サンバーは国土交通省の型式指定認可をうけた専用車輌である。赤帽車で使用されているエンジンは、各部に設計変更と強化部品の組み込みが施されており、耐久性が大幅に向上している。小排気量による貨物輸送という、高負荷でかつ、長距離を走る過酷な使用状況でありながら通常の整備で20万kmまでオーバーホール不要で使用できる。なお、赤帽車のエンジンはヘッドカバーに赤のチヂミ塗装が施され、見た目も「赤帽」となっており、一般のエンジンとは区別されている。出力等のスペックに関しては、一般のエンジンと同様である。その他、以下に代表される多数の専用部品が装備されている。
赤帽専用4気筒EGIエンジン
パッド摩耗警報付 フロントベンチレーテッドディスクブレーキ
収納式ハンドブレーキレバー
2段階開度リヤゲート(パネルバン)
電源用ハーネス
高照度ルームランプ(トラック・パネルバン)
専用デザイン
強化レザー表皮専用シート
凄いですね、オヤジの言った言葉は本当だったんだ。
ヘッドが赤く塗られ赤帽専用エンブレム。ちょっとしたタイプRのようですね。20万キロを通常のメンテのみで使用できるとは恐れ入りました。
地図が見やすいようにとルームランプも明るいものを。車中泊を考えてサイドブレーキは収納式。シートは擦れて痛みやすい部分はレザーですか。
ここまでやってくれるスバル自動車って素晴らしいですね、感動しました。
その他、有名な話ですが乗用タイプの4WD開発の発端は東北電力から一スバルディーラーである宮城スバルに「ジープより快適で、通年使用可能な現場巡回用車両」の開発要請が寄せられた為。現在のレガシーの原点となりました。AUDI クワトロのそうとう前の話ですよ。
今では当たり前の軽自動車初4輪駆動の開発の発端は「愛媛県のみかん農家から、小型で坂道に強い車を」です。
何というか…。懐の深いメーカーですね。
CVTの量産化、シンメトリカルAWD、初の4WDターボなどコアな技術を持った天才集団。昔のシトロエンとも似ている気がします。
しかし、この度のトヨタ自動車の車種整理に伴いサンバーは消え行く運命。
リア4気筒エンジン、4輪独立懸架サスペンション。今後トヨタ、ダイハツにもスバルの核となる技術と味の継承を望みたいです。
スバリストはスバルのバッジが付いている車が欲しいのではなく、スバルの「車」を望んでますよ。