ヤマガタンver9 > ぐうたらな一日

朝から雪が降っている。
雪下ろしのバイトも終わったし、春めいたというか厳冬を抜けた感があり、降る雪もすぐに解けるだろうから、ブドウ園の心配もない。
炬燵にささり、窓から降る雪を安心して愛でる余裕ができた。

夕べから、イノシシの骨をゴトゴト煮ている。
ガスにあげたり薪ストーブに乗せたり、石油ストーブで煮たりと、火を絶やさずに煮込み続けている。
丸々一昼夜煮込んだ。
割と贅沢に残された骨付きの肉がきれいに剥がれ落ち、骨が真っ白になり、スープが白濁してきたので、骨を取り除き網で濾すのである。

いわゆる豚骨スープである。

味はいいのだが、何とも匂いがきつく何度も換気を行うが、たぶん誰かお客さんが来たら？？？？となるだろう。ラーメン屋の厨房の仕込みの時の匂いに似ているが、獣臭さがある。

約10リットルのスープが出来たがどうしようかなぁ。
取りあえず、今は鍋ごとベランダに出しさましているのだが。
多分味噌ベースの味付けにしないと匂いがたまらんだろう。
豚骨好きにはいいかもしれないけれど。
すぐに使わない分は、凍らせてストッカーで保存しておこう。

はがれた柔らか肉は、（トロトロで本当にやわらかい）カレー味にして子供たちのおやつというかオカズというかにした。３キロくらいある。

煮込むだけで大した仕事でもないので暇であった。
灰汁をすくうくらいしか途中の仕事もなく、炬燵にささりラジオを聴くくらいなものである。
雪下ろしと言ういきなりキツイ仕事から、一気に堕落したカロリーを消費しない生活になってしまった。

あ〜明日から山にでもいってこよっと。