▼朝飯を食いに2011/01/04 15:53 (C) 山の仙人になりてーなぁ〜
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オイラの朝飯は早い。
起きたら直ちに喰わないと気が済まないのである。
暗いうちから起き出し、陽が昇る前には喰い終わる。
そしてゆっくりと腹の中のものを絞り出し、すっきりしてから一日の行動が始まる。
子供たちは冬休みなので、起きるのが異常に遅い。
一番姉ちゃんはお昼近くまで寝ている。2番姉ちゃんはいつもより少し遅い。
チビ助はいつもと同じである。学校が遠く、スクールバス時間もやたらと早い姉ちゃん方は、普段はチビ助より早く、うす暗いうちに起きるのだが、休み中はゆっくりすればよい。
で、8時頃起き出したチビ助に、散歩に行こうと誘う。
散歩に出かけ、山で朝飯を喰うべとだましかける。
二つ返事で行く行く!
かあちゃん、握り飯作ってやってくれ〜、と。
身支度しているうちに9時である。
いざ出陣。今季最低気温とか言う割には大した冷え込みを感じなかったが、この時間には道路の雪も解け塩梅である。
小さなリュックに自分の飯を詰め込み、チビすけと歩き出す。
堰堤まで行くので、コガモ狙いの空気銃を担いで行く。チビ助に父ちゃんの腕前を見せてやる事にする。
約1キロの道のり、途中からは除雪してない山の雪道となる。のんびり歩いて30分。堰堤の高台に到着し、早速店を広げて朝飯を食べだすチビ助。
水気のものを持ってこなかったので、握り飯が喉につかえるらしい。
卵焼きを喰いながら、脂で流し込むように指示すると、素直にそのように喰うから可愛らしい。
その間、水面にはコガモが15羽ほど泳いでるのが見える。
鴨を見ながら朝ごはんなのである。
喰い終わり、泳ぐ鴨に興味津々、小さな声で「いたっ!いっぺ〜いたっ。」
「あっ、こっち来たっ!撃てっ!」と指示するのである。
1匹だけだぞ、音を立てたり動くなよ、と教え込み、俺の脇で腰をかがめじっと鴨を見ている。「前から2番目の奴撃つからな、見てろよ。」「うん。」「見えるか?」「うん。」「じゃ、撃つぞ!」
パシッと空気銃の発射音と共に、60メートル先の鴨が一斉に飛び立つ。
ただ一羽が水面でひっくり返りパタパタしている。
首に命中した。
「お〜、やったぁ!」とチビ助が言う。
驚いた鴨たちは、飛び去っていいものか、戻るべきか、何度も俺たちの頭上を回る。しばらく二人で美しい飛翔の姿を眺めていた。
そして、5分ほど水面に降り立つか迷いながら飛んだ後、西の川下へと飛び去った。
さて、鴨の回収するか・・・・・ん?・・・・ありゃぁ〜。
少しづつ流れていた鴨は、ダムの水の落ち口に流れ込む瞬間である。
スッと吸い込まれ水と共に下流へ・・・・。水の出口を探していたのだが見つけられない。下流にも流れて行かない。穴の中で何かに引っかかってしまったのかもしれない。
残念・・・・。「鴨、拾えなかったよ、穴にはいっちゃった。」「そうか、仕方ねえなぁ」とチビ助。「ほんとはな、獲ったもの無駄にできないんだからな、今日はどうし様もないから、鴨に勘弁してもらわなきゃなんねぞ。」と言うと、「勘弁してな。」と言う。なかなか素直でよろしい。
また30分の帰り道を歩く。
途中近所のKさんが運転してきたボブキャットというミニショベルカーに釘付けになり見とれている、のんびり道草しながら帰る〜。
帰れば11時じゃん。少し休んでお昼ご飯。
カミさんと姉ちゃんは床屋さんだから、お昼は2人でだよ。
パスタ喰うか?・・・・いらね。
そりゃそうだな、いましがた飯食ったばかりだから、と、おいらはホールトマトの缶詰を開き、ニンニクを削り、トマトソースをこしらえる。
12時ジャスト、8分茹でのパスタをソースと絡め喰う。
うんめい〜。
喰うかぁ?? 少しだけなら喰うと申すチビ助に少しだけ与える。
するとどうだ、うんめ〜からもう一杯、だと。
そりゃ〜俺の作る料理はうんめ〜よ〜。
いっぱい食え〜!
顔には猫に引っかかれた傷があちこちである。
しかし、毎日楽しい出来事がたくさんあって、ブログに書ききれないよ。
困った困った。