▼臨時休業。2010/07/19 02:46 (C) 珈琲豆屋です!
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本日19日海の日は妻の祖父の葬儀のため、豆いちはお休みとなります。
何卒宜しくお願い申し上げます。
昨日は、長崎県波佐見町から陶器の問屋さんに来ていただきました。
出張のお知らせが葉書で来て、レンタカーでサンプルを持って、やってこられます。
営業の川口さんは音楽が好きなので、どうしても商売よりもそっちの話になりがちなのです、お互い。
ちょっとかけたフレディ・キングのギターを聴きながら、なぜああいうフレーズになるのだろうという、いきなり深い話に入ってしまいました。
彼は演奏はしないのでリスナーからみた発言なのですが、同じ曲であれば別の人が演奏してもアド・リブとはいってもその音は大枠には入り、似かよっているというわけではないが、大体のところに収まってしまうのはどうしてか、というようなことだったと思います。
これは非常に真理をついた質問ですね。
若干なりとも演奏をやっているものとしては、曲に合わせて演奏するのか、曲を自分の側に引き寄せるのかという葛藤があると思います。
曲に合わせて演奏するというのは、そのオリジナル或いはその曲の名演、若しくは自分の好きなプレーヤーの演奏が頭に入っていて、どうしてもそれを下敷きにして音を作っていくやりかたです。
これは聞いている方も分かりやすく、やっているほうも失敗の少ない方法です。
但しつまらなくなる方向にいってしまうことも、いつもはらんでいる諸刃の剣といったやり方ですね。
難しいコード進行の場合、どうしてもこれに頼りがちです。外すとどこかに行っちゃうので、遠い遠い世界へ。
もう一つの曲を自分の側に引き寄せるという方法は、ある意味魅力的で自分の方法で曲を変えてしまうわけですが、これはこれで余りにも自分のほうへ引き寄せすぎると、何をやっても同じではないか、聞いている方も飽きてしまうのではというところに陥りがちです。
まあ、繰り出すフレーズが好ましいものであり、聞いている皆さんがうっとりしてくれれば若干の問題は解決されることとは思いますが。
大概の方は上記の2つのやり方を調和させて、成り立っているのだと思います。
いや、私は全てオリジナルの曲をやり、フレーズも全部自前ですという方もあろうとは思いますが、実際はそんなことはないやろぅ、何かによりかかりたいものものなのですよ。
あと、サンボーンの演奏とか、アース・ウインド&ファイアーなどの曲を聴くと、どうやって高音を張るかに行く過程が大事だという作りかたもあります。これは決まるとかっこいいわけですが、音が伸びる楽器(或いはヴォーカル)でないとつまらないということがあります。
そんなことを話しているうちに、閉店になってしまい、福島からきた彼は山形のほうへ去っていきました。これから青森まで通津浦々みちのく一人旅だそうです。