▼続:花梨ちゃん2009/11/30 19:36 (C) やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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山形打刃物のぺティーナイフから竹割り鉈に持ち変えて作業効率は3倍ほどに跳ね上がり、10数個の花梨全部をザク切りしながら塩水に放り込んで、とりあえずの下処理は終了した。
次はいよいよ加熱してのジャム作りに取りかかる。
業務用などの大きなナベだと一気に出来るのかも知れないし、それも打ち出した銅ナベなどがベストだろうか??? でも一般家庭のキッチンではなぁ・・・などとまたまた雑念が。。。
ともあれ、まずは大き目のナベと上白糖、それに味を引き締めるためのレモン1個、攪拌用に木ヘラを用意する。そして、塩水に浸してあるザク切りした花梨の5分の1程度を水気を切りながらナベに移し、いよいよ火をかける。
熱が入るにしたがって花梨から水分がしみ出し、蒸気が上がり始める。
その頃合を見計らって砂糖を少し投入し、木ベラで軽く混ぜ合わせてみる。
すると、なべ底では水分と砂糖が混ざり合ってシロップとなり、ザグ切り花梨に振りかかっている砂糖が未だ白く残っている濃いところの繊維分から少しトロトロと融けはじめ、「照り」というか「ツヤ」というか、が出始める。
あ、これが「ジャム化」し始めるという状態なんだなぁ、などと一人合点つつ、準備していたレモンの1/4を搾る。
その後は、残りの花梨を少しづつ塩水からナベに移しつつ、その都度、砂糖を足しては木ベらで攪拌し、レモンを搾ったり、ジャム化の状態を見るという作業を繰り返して、あとは、美味しい「ほぼ無農薬で無添加の花梨ジャム!」が待っている。
・・・ハズだった。
かくして、その平穏を破ったのは、私の一瞬の油断だった。
ちなみに、その後を公式化すると<試行錯誤×トライアンドエラー×臨機応変×時間=???>の世界に陥る事となる。(ふぅ;)
火加減のせいか? 攪拌不足なのか? はたまたその両方だったのか???
なんと、ナベ底が一瞬のうちに黒くなり始めた。(要は、コゲた!)
思わず火を止めておナベの中を覗いても、もう元へは戻れない。ここまで頑張ってきたのに・・・と、いくら悔やんでも仕方がない。。。
・・・あれっ? でもこの匂いって、少し香ばしい・・・???
花梨のフルーティーな香りと若干の香ばしさが、なんだかちょっと焼き菓子のフルーツケーキチックで、悪くはないんじゃないかなぁ・・・と。。。ナベ底の黒いおコゲって、あ、そうか!「カラメル」じゃないかぁ!(厳密にはちょっと違うが;)
そこで、ちょっとなめてみる。
花梨の甘く熟れたフルーティーな味わいに、アルかナキか程の僅かなビター感が加わって、けっこう美味しい。
スイーツ作りが好きな人はご存知かと思うが、砂糖に水を加え加熱して適度に焦がせばカラメルが出来る。それに水あめや生クリームを加えたりすればハヤリの「キャラメル」になる訳である。
確かに・・・「花梨のオコゲジャム」ではちょっとカッコ悪いけど、「花梨のジャム:カラメル入り」と言えば、なんだかフランス有名食品ブランドのジャムみたいで、カッコ良いかも☆☆☆!(なんとも呆れた話だ;)
こうなると、若干は残ってしまう黒いツブツブも「バニラビーンズを使ったアイスクリームにだってツブツブが残ってるし、それってホンモノの証なのさ。」っという具合にあっという間に立ち直り、さらには「もっと余計な事」まで試したくなる。(ヤメとけば良いのに;)
明日に続く・・・。