ヤマガタンver9 > 斎藤茂吉の銅像(紅葉に囲まれて)

Powered by samidare

▼斎藤茂吉の銅像(紅葉に囲まれて)

斎藤茂吉の銅像(紅葉に囲まれて)/
上山市 斎藤茂吉記念記念館 ここも「天地人の効果あり」タクシーで訪れる方が多く見かけられた。
 アララギ派の歌人で医者でもある茂吉。生家はここから北へ2キロ近くにある。
この庭園の中に歌碑があった。(紅葉に染まった秋の蔵王山を詠んだのだろう)
 
「夏されば 雪消わたりて 高高と あかがねいろの 蔵王の山」(茂吉)

特に、茂吉が戦争を賛美したことにより敗戦後非難を受け挫折。
疎開先の金瓶から大石に身を潜める。日本のチベットといわれる厳しい環境の中ですばらしい
作品を世に出していく。代表的な作品が「白き山」。 
 わたしの大好きな詩、イエスキリストの弟子の苦しみと茂吉の挫折(苦しみ)をかさねて心情を表現している。
 
「オリーブの あぶら如き 悲しみを 彼の使徒も つねに持ちて いたりや」 (茂吉)

 茂吉の歌の中で唯一、聖書から引用した詩です。  
                              (須田忠光)
 


(C) Stepup Communications Co.,LTD. All Rights Reserved Powered by samidare. System:enterpriz [network media]
ページTOPへ戻る