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▼FAXの怪

以前に、ここ長井市では、各地区の地区長宅にFAX機器を設置したことがあった。
今はどうなっているのだろうか?市からの連絡のために設置したのだが、、、、。
地区長さんて、若い人はいないのだから今の時代でもメールって訳にもいかないのだろうが、FAX機器はあまり用途が無かったような。使用しているのかな?おそらく埃を被っているのだろうな。

昔に聞いた話だが、複合機じゃないFAX機器を設置しているお宅があったそうな。(電話と一体になっている機器)
普段FAXを使用しているのは息子さんで、いつも取引先の会社とのやり取りで使用していたそうな。
あるとき、出張に出掛けた息子さんは、出張先の会社に着いて書類を自宅の居間に忘れてきたことに気づいた。
「あっ!書類・・・テーブルの上に忘れた!!ひえ〜〜〜。あれがないと出張の意味が無い!」
家にはばあさんが留守番してる。・・・そうだFAXだ!
早速自宅に電話だ。「もしもし ばあちゃん?」
「おーーーーんだんだ、なんだ?」
「テーブルの上に会社の書類忘れた!あるべ?」
「あーーこれか?」
「FAXで送ってくれ」
「んーーー?ふわっくす?どうすんだ?」
「紙をそのFAXに入れて今から言う電話番号押せばこっちさくっから、解ったか?」
「入れて番号押せばそっちさいぐなだな」
「んだ、んだこっちさくっから」
ーーーーというわけで電話は切れたわけです。
一時間後、出張先の会社は大パニック!!
FAXから延々と書類が出続けているのでした。
おばあさんは、息子から言われたとおりに書類が行くと思って、入れて送信。
しかし、送信完了後、書類は排出されるので、また入れては送信・・・・延々と息子のために続けているのでした。
「向こうさ行かねえなあ〜〜」・・・とつぶやきながら。
*一部方言が入っておりますので理解不能の方は、コメントをどうぞ。

2008/12/08 23:27 (C) The Daily izumiya
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