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▼vibraphoneという楽器をご存じですか?

vibraphoneという楽器をご存じですか?/
えー、その他vibraharapと記載しているものもあるし、単にvibとしているのもあります。簡単にいえば鉄琴の下に縦に管が並んでいて、その間にくるくる回る弁があり、鉄琴の音をヴァイブレーションして伝えるという構造になっております。

ジャズやラテンに使われる楽器として有名ですが、一般にはあまりなじみがないかもしれません。ライオネル・ハンプトンというコーヒー・キャンディーのような女子プロレスのような人がこの楽器をジャズ楽器として大いに発展させました。元々はドラマーだったのですが、”サッチモ“ルイ・アームストロングにより、おまえはこっちをやれ!ということでトラバーユしたらしいです。

アメリカ3大ギャラ安いオーケストラというのがあって、一つはこのライオネル・ハンプトン楽団です。あと二つはディジー・ガレスピーの楽団、そしてレイ・チャールズ楽団ということになります。名前も仕事もあるのでそこそこ払ってくれると思ったら大間違い。びっくりするほどの安さだそうです。しかし一旦入ったが最後、自分よりうまい人を後釜に見つけるまでは辞めることができません。なので、自分の友人を騙したり、田舎から出てきたうまい奴を入れてやめたり苦労したようです。その代りバンドはいつもうまい新人であふれていて、HIPな音を出すバンドとして、客からは受けるわけです。
その後有名になったジャズマンは大概こんなバンドで揉まれて、しっかりとした金銭感覚を身につける人もいたでしょう。そのぐらいインチキが暗躍する世界ですから。特にハンプトン楽団はクリフォード・ブラウン、アート・ファーマー、クインシー・ジョーンズ、ベニー・ゴルソン、ジミー・クリーブランドなど枚挙に暇のないほどこの門を潜っております。

そして、ジャズ界の3大悪妻が上記3人の奥様だったといいます。「うちの旦那はゲージツ家だから金のことは不案内なの」ということで、交渉にしゃしゃり出てきて、興行主もたじたじだったという、、、


日本のジャズマン3大悪妻は、、、、
これはやめときましょう。
みんなサックスの奥方と聞いております。

えー、それはともかく、写真はテリー・ギブス(本名はグベンコ何とかというイタリア系)のオーケストラ、今も80歳を過ぎてもかくしゃくとしてスイングしている名人です。ホワイト・ハンプトンとも言われておりました。芸風も似ています。3年前仙台に見に行った時も最高でした。ビッグ・バンドジャズが衰退していた50年代にドリームバンドというオールスター・オーケストラを率いていました。多分いいスポンサーがついたんでしょうねぇー。メンバーもサウンドもご機嫌です!

しかもこの人、84歳でいまだにアメリカのヤマハでインストラクターをやっています。世の中、しっかりしてる人が生き残るのですね、、、



2008/11/03 09:54 (C) 珈琲豆屋です!
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