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▼【データを読み解く】雇用環境悪化と言われるけれど、やっぱり今は転職活動しない方がいいの?

【データを読み解く】雇用環境悪化と言われるけれど、やっぱり今は転職活動しない方がいいの?/

新型コロナウィルスによる景気悪化に伴って、長く売り手市場(求職者にとって有利な環境)であった雇用状況が一転しました。

報道でよく出る求人倍率とは、求職者(仕事を探している人)1人あたり何件の求人があるかを示すもので、

求人倍率が高い=求人件数が求職者数よりも多く、企業側が採用に苦労する状況
求人倍率が低い=求人件数よりも求職者数が多く、求職者が就職に苦労する状況

ということを示すデータであると言えます。

毎月月末に、先月の集計結果が山形労働局よりこのような資料で発表されています。

(全データご覧になりたい方はこちらをクリック/PDFが開きます

2020年9月1日の発表資料を元に、各メディアでは「山形県内求人倍率は1.04倍」と大きく報道されました。
もう少し詳しく見てみると雇用形態ごとに求人倍率が異なっています。

(1)有期雇用の求人を含む全ての求人倍率=1.04倍 ←報道で発表されている数字

(2)常用雇用(1年以上継続して雇用されると見込まれる)求人=0.99倍 

(3)正社員求人のみを対象にした求人倍率=0.81倍

 

山形転職をご覧いただいている皆さんは、正社員での転職を目指されていらっしゃると思いますので、見るべき数字は【0.81倍】です。

ちょっと乱暴な表現ですが、平たくならすと「正社員求人1件に対して1人以上の応募がある」状態ですので、企業側に有利な状況です。

 

全体の数字を見ると、今は転職を控えた方がいいと思いがちですが、さらにもう一段階詳しく見ていくと、そうとは限らないことがわかります。

労働局では、職種毎に出されている求人件数と、その職種を希望する求職者数も発表しています。

それが、以下の「求人・求職バランスシート」です。(一部見やすいように加工しています)

常用雇用での集計ですので、全体では0.99倍となっていますが、表を見ていただくとわかる通り、職種によってかなりギャップがあるのがわかります。

求職者にとって、今もっとも転職するのに苦戦するのが、赤色の「事務的職業 0.49倍」です。
いわゆる一般事務、営業事務を希望するとなると、非常に競争が激しく、2人に1人しか仕事がない状態です。


逆に、就職しやすいのは青色の「建設・採掘の職業 6.40倍」「保安の職業 5.80倍」で、コロナ以前からなかなか希望者がおらずずっと人手不足が続いている職種です。

山形転職をご覧いただいているみなさんとともに注目したいのが、「管理的職業 1.76倍」「専門・技術的職業 2.19倍」です。

いわゆるマネジメント、管理職ポジションや、エンジニア・技術者にとっては、いまだに転職しやすい環境が続いています。

これらの管理職ポジションや経験豊富なエンジニア層は、経験値が求められるため、年齢的にも比較的高い層であることが考えられます。

山形転職では、マネジメント経験や専門技術を求める求人を多数保有しております。

今動くべきかどうか迷っている、と言う方も、ぜひお気軽に情報収集のつもりでご相談ください。

 

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